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2008年9月29日
女性ドラマー有美さん率いるバンド、”BLEND"
LAの老舗クラブthe Mint で"BLEND"のライブを見た。
photo by Shu Kitada
ドイツでは既に人気のあるバンドで、アメリカでのライブは珍しく楽しみであった。下記の3人編成でストレートな気持ちのよいロックバンドである。連載コラムでお馴染みの有美さんのもう一つの顔を見ることができた。
Urban Olsson- Vocals/Bass
Jorg Kohring - Guitar/Vocals
Yumi Adachi - Drums
photo by Shu Kitada
ベースはスゥエーデン人、ギターはドイツ人ということもあるのであろう、LAで見るロックバンドとはちょっと違う感じだった。ただ曲も演奏も素晴らしく最後まで観客を飽きさせなかった。有美さんのドラムは、あの小さな体でどこにあれだけの力があるのだろうと驚くほどパワフルで心地よかった。
音源は↓で聴ける。
www.myspace.com/blend1
blend.de(こちらはドイツのレコードレーベルが管理)
ちなみに、ギターのJorg KohringによるとXoticのRC BoosterとBB Preampは欠かせないそうである。自分の作った音を全く変えずに前に押し出してくれるペダルでどんな機材や環境でも使えるペダルだそうだ。
今後のアメリカでの活動が楽しみなバンドである。
photo by Shu Kitada
投稿者 admin : 12:57
2008年9月23日
Joe Bonamassaのライブに久々にロック!
Redondo BeachにあるBrixtonというクラブにJoe Bonamassa(ジョー・ボナマッサ)がやってきた。
鳥肌の立つギタープレイと歌に久しぶりにロックした。ベースはCarmine Rojasというベテラン名ベーシストで、Joeをしっかりバックで支えていた。CarmineはRod Stewart(ロッド・スチュワート)など数多くの著名アーティストをずっとバックで支えてきた人だ。
こちらで彼の過去に参加したCDが見られる。Carmineは今回からXotic Bass XB-2 5-stringsを使っている。大変良いトーンでJoeからも素晴らしいベースだとライブ後賛辞を頂く。今後アメリカツアー、ヨーロッパツアーと続き、12月にはJoeだけで日本へ行き、来年早々には是非日本ツアーも計画したいとの話だ。このバンドが日本へ行ったら多くの音楽ファンを魅了することは間違い無いだろう。ちなみにJoeはXotic effects RC BoosterとX-Blender、そしてEWS改造のArion Chorus MODを大変気に入ってくれた。
Photo by TONE/ToPPO USA
投稿者 admin : 15:42
2008年9月17日
和太鼓
Hiro Hayashida & ZI-PANGという和太鼓バンドのライブがロサンゼルスのJazz Bakeryというライブハウスで開催された。
最近は日本でも海外でも和太鼓はちょっとしたブームらしい。日本文化を紹介するというイベントでアトラクション的なパフォーマンスを見たことはあるが、オリジナルの曲をきちんと演出したステージを見るのは始めてだった。素晴らしいライブだった。日本の和太鼓の素晴らしさを紹介するライブという側面もあるのだろうが、それ以前に、8人のドラマーの技量と、それぞれのドラマーの能力を最大限に活かしたバンド全体としての演奏、演出そのものに感動した。
それと女性ドラマー2人を含む皆さんの体力にも感服。全力疾走で1時間余り。あのステージを一晩2ステージもこなすというのは並の鍛え方ではない。
始めてのアメリカツアーだそうだが、できればアメリカにおられる間にアメリカのジャズミュージシャンとの共演などが実現すればおもしろいと思う。
投稿者 admin : 07:46
2008年9月13日
Norikoというミュージシャン
ロサンゼルス在住の「女性シンガー」兼「すご腕プロキーボード奏者」兼「ティーンエージャーと1歳の2人の男の子の母親」兼「黒人すご腕プロドラマーの奥さん」である、友人のNorikoさんが、いよいよもう一つ新しいビジネスを開始された。この人と会うといつも元気をもらえる。あの小さな体のどこにあれだけのエネルギーがあるのかいつも感心する。そして話していると大変楽しい!
彼女の連載コラムはこちら(育毛剤に興味ある方は彼女の新ビジネスに注目!)
抱腹絶倒の彼女のインタビューはこちら
こちらのインタビューもおもしろい。
彼女の音楽はこちらで聴ける。
投稿者 admin : 17:57
2008年9月 8日
24弦ベースを弾く男
Kai Kurosawa(黒沢快)というLA在住ベーシストと知り合いになり、彼のライブを見に行った。場所はLos Angeles Downtownにある Cafe Metropolというお洒落なクラブ。
メンバーは下記で、全員ボストンのバークリー音楽院出身者である。最後まで楽しませてくれる素晴らしい演奏だった。
Ian Rapien (Tenor Sax)
Romain Collin (Keys)
Kai Kurosawa (Basses)
Abe Lagrimas Jr. (Drums)
Kai Kurosawaの弾くベースがおもしろい。ベース6弦、ギタ-6弦、それに共鳴弦が12弦張ってあり。合計24弦だ。ドイツのBearTrax (ベアートラックス)という会社に特注で作ってもらったそうで世界に1台しかない楽器。
おもしろいのは、普通こういう多弦楽器は、右手が高音弦で左手が低音弦となるが、彼のは逆で、右手が低音弦で左手が高音弦である。これは大変珍しいそうである。ちなみに彼は右利き。先日はベルギーで開催されたベースのセミナーにも講師として招待されたそうで最近注目されているらしい。10月からは日本にも別のバンドでツアーに行く予定で、今後が楽しみなミュージシャンである。彼の演奏はこちらで聴ける。
投稿者 admin : 17:03
2008年9月 3日
世界のナベサダ
ナベサダこと、渡辺貞夫さんが、ロサンゼルスの老舗ジャズクラブCatalinaにやって来た。
メンバーは下記の通りで今回は日本人メンバーが中心であった。
渡辺貞夫(サックス)、小野塚晃(ピアノ)、梶原順(ギター)、コモブチ・キイチロウ(ベース)、石川雅春(ドラム)、ンジャセ・ニャン(パーカッション)
ベースのコモブチさんからご連絡頂き、久しぶりにナベサダの演奏を堪能することができた。確か4〜5年前にもナベサダはデビュー50周年記念ツアーでロサンゼルスに来られた。その時はRobben Ford, Abraham Laborielなどのアメリカの著名ミュージシャンがバックに付いての演奏だった。それはそれで素晴らしい演奏であったが、今回は慣れ親しんだ日本人ミュージシャンを引き連れての演奏で、とてもリラックスされていてバンドとしても素晴らしい演奏だった。
結構タイトなスケジュールでアメリカツアーをされているが疲れた様子は微塵もなかった。演奏後、コモブチさんにお聞きしたが、バンマスが一番元気でエネルギッシュとのこと。とても75歳には見えない。往年の名曲を目の当たりにして込み上げてくるものがあった。年をとることは美しいことなんだと感動した。
投稿者 admin : 08:21