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2005年2月 3日
特別編:NAMM SHOW 2005 - SABIAN PARTY(前編)
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PCIサイト読者の皆さん、お久しぶりです!
前回のコラムから少し時間が経ちましたが、今回は特別編として今年の1/21に行われたNAMM SHOWでのLIVEについて書こうと思います。
皆さんもご存じの通り、NAMM SHOWは毎年1月下旬に行われる楽器メーカーの祭典です。その規模もとても大きく、ドイツのフランクフルト.メッセに次ぐ大きさでしょう。世界各地から楽器メーカーが集うNAMM SHOWでは、至る所でデモ演奏やライブがあり、最高に楽しいイベントです。音楽業界のクリスマスと正月が合体した感じ!?といえば分かりやすいでしょうか?僕も今回で10回目位の参加ですが、今年はデモ演奏だけでなく、ライブのオファーが来ました。
Dave Lee Roth BandやHideous Sun Demonsで一緒にプレイしているドラマーのレイ(Ray Luzier)から、「今年のセイビアン(シンバル.メーカー)パーティーでビリー(Billy Sheehan)と一緒にライブをやろう!」と電話がありました。もちろん返事はOK!です。ビリーとは昨年にもレイの教則DVDの撮影でも一緒にプレイしたのですが、なんといっても僕のベース.ヒーローと一緒にステージに立てるのは長年の夢でした!
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1986 年に発売されたデイブのソロ.アルバム『EAT 'EM SMILE』を聞いてデイブのパフォーマンス、そしてスティーブ&ビリー&グレッグのスーパープレイに完全にノックアウトされたのを今でも良く覚えています。そのメンバーと一緒に演奏出来るのは、本当に幸せ者です!
レイからセイビアンのライブの事を詳しく聞くと、なんとビリー.コブハム&フランク.ギャンバレのスペシャル.バンドとスティーブ.フェローン&ストーン. テンプル.パイロッツのメンバーによるプロジェクトも参加するらしく、いやぁ~名前を聞いただけで少し緊張しましたが、しかも「トリでやってください」とセイビアンからのリクエストがあり緊張度は2倍になりましたね。
まずは曲を決めないと話は始まらないのでレイ、ビリーと相談してHideous Sun Demonsから3曲、ビリーのニューアルバム『COSMIC TROUBADOUR』から3曲、そして2曲のカバーソングに僕のフェイバリット.ソング『SHY BOY』をする事にしました。そうビリーとプレイするのにこの曲を外すわけにはいけません!ビリーがTALAS時代から演奏している曲で、その後デイブの1stアルバムにも収録され、そして現在はSteve Vai Bandのオープニング(G3ツアー)を飾っている曲でもあります。
いやぁ~、何度も書きましたが、この曲をDLRのオリジナルメンバーであるビリーとプレイ出来る僕は本当に幸せ者です!そしてギターソロの後にあるベースとのユニゾンはこの曲の目玉ともいえるパートで今回はG3ツアーでスティーブとプレイしたバージョンをする事にしました。
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オリジナルよりも長いバージョンなのですが、もしこのユニゾンを失敗するとテンション的に後の曲にも影響を与えるのは自分自身分かっていたので、かなり集中しましたね!
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その後、ビリーのソロ.アルバム『COSMIC TROBADOUR』から「Suspense is killing me」をプレイしました。実はこのアルバムにレイが全曲参加しているので、もちろんビリーとのコンビネーションは完璧です。ダブルベースラインが印象的なこの曲ですが、いとも簡単にプレイするビリーには改めて凄さを感じました。
そして次の曲はHSDの「The Mummy」です。実はライブ前にメンバーと話していて、この曲をある人に捧げる事にしました。昨年12/8にオハイオ州でライブ中に銃弾で倒れた
『DIMEBAG DARRELL』です。毎年のようにNAMM SHOWで会えるのをとても楽しみにしていたのですが、本当に残念でなりません。「真のHeavy Metal」を追求した最高のギターリストでした。そして沢山のファンから愛された素晴らしい人でした。ダレルの御冥福を心よりお祈りします。
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後編に続く、、
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Toshi Hiketa
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投稿者 admin : 2005年2月 3日 12:26