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2005年3月11日
第14回:ランクとわたし
最近どうでもいいことをくどくど考えるようになった。これも年のいった証拠か?(笑)改めてながめてみると、この世の中、ランクだらけ。
まず、旅をしていると妙に目に付く。飛行機を初め、列車、船、乗り物という乗り物には必ずファーストクラス、があり、その次がビジネスクラス、でエコノミークラスとなる。飛行場に付く前に車をパーキングする時も、バレーパーキング(そのまま降りるだけでオーケー、あとは勝手に止めてくれる。)、カバーパーキング(屋根つき)ルーフトップパーキング(屋根なし)となる。
ただファーストクラスというが、ファーストクラスで旅をする人にはいろいろな得点がついてくる。まず、空港でのチェックインは、それ専用の窓口でオーケー。(たいがいあまり人がいない)セキュリティーを通るときもファーストクラス用の列があり人が少ない。飛行機の搭乗も誰より先にできるし、なんといっても食事がおいしい。(フルコースだもんなぁ。)好きな映画も選べるし。。あと、もちろんゆったりと座れる。(寝れる。)
そういえば、これは2002年だったかな。チャカ・カーンとヨーロッパツアーに行った時、空港でチェックインを済ませ、搭乗を待っていたら私たちの名前が呼ばれるではないか。(その時は彼のチャッドもドラマーとして一緒にツアーに行った。おまけに息子のオーシャンも一緒だった。)なんか問題かなぁと搭乗口へ行くと、私たちの席が変わったことを告げられる。で、搭乗してみてわかったのだが、チャカの友人の手配で、バンドのメンバー全員ビジネスクラスに格上げ。予想もしてないことだったので、3人で大喜び。映画は見まくるわ、食べ過ぎるわで、ロンドンまで快適(?)な旅となった。一人で旅をしていてこうして思わぬことで、ファーストクラスに座ったことも何回かあるが、忘れてはいけないのはやはり乗客に格があるのである。英語でいうと、クラスというのだが、となりに座ったビジネストリップのおじさんがあまりにも品が良くて、わたしはカチコチに緊張して話したのを覚えている。(カッコつけなくていいのに。)
で旅を続け、ホテルについたらまたまたランク。スイートの部屋か普通の部屋か。そういえば、私の友人のギターのおじさんはヒルトンホテルにいつも仕事でとまるので、プラチナメンバーになり、なんと朝食は自分も入れて6人までホテルのビュッフェにただで連れて行くことができるそうだ。で、彼のバンドのみんなはいつもそれを当てにしておじさんについて回っているらしい。でもニューヨークのホテルとなると、スイートといってもそんな極端に大きくない。ここんとこ NYにいくと必ず泊まるのがタイムズ・スクエアのど真ん中にある、タイムズというホテル。洒落た内装はいいが、部屋が狭くて長いこといると息が詰まってくる。なにしろ、足をのばせば、テレビのチャンネルが変えられるぐらい狭いのだ。(冗談じゃないよ。)
ランクは旅だけじゃなくてすべてのことに付きまとう。コンサートに行くと前の方、真ん中の方、後ろや二階席ですべて値段が違う。VIPの席に座ると、ドリンクの注文なんかとりに来てくれたりして、快適だ。そういえば、一度ハリウッドボールというロスでは有名な野外コンサート場に行った時に、目の前のVIPの席におかまの4人組が座っていて、みんな女言葉で話しながらいちゃいちゃしてるので、わたしはコンサートどころではなかった。(どんな話してんのかなぁとか気になっちゃて。)
やっぱりお金で愛は買えないっていうけど、ランクは買えるよね。ランクを買うっていうことは、快適さを買うっていうこと。待たなくちゃいけない時間が最小限っだっていうこと。他人に尊敬の念で扱ってもらえるっていうこと。うーん、やはりランクが高いほうがいいな。(これは本音。)でも、もしもエコノミー席に座っていたとしても、わたしはファーストクラスの格っていうのを心の中に持つことはできると思う。どんな所にいっても、この格/クラスだけは無くさないようにしたい。でもできれば、本当にファーストクラスに座りたいなぁ。
またまた訳のわかんないことクドクド書いてしまった。また来月もいろいろ考えてること書きますね。楽しみにしててください。
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投稿者 admin : 2005年3月11日 12:37