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Dane Williamsインタビュー

マイクロソフトのX Boxやソニーのプレイステーション2などのゲームソフトのサウンド・クリエーターとして、また音楽プロデューサーとして、それから自らもギタリストとして活躍中のデイン・ウィリアムズ(Dane Williams)。 ユニークな超多忙ミュージシャン兼サウンド・クリエーターの存在は今後のロサンゼルスの音楽シーンの変化を予感させます。 日本と同様、ゲームソフトやアニメのサウンドクォリティーは大変良くなり、アメリカでも大変大きな市場になりつつあります。 そんな新しい市場で活躍中のミュージシャンとの出会いは大変新鮮でした。 11/12/2001

PCI:最近マクロソフト社から発売されたゲーム機器「X Box」用のゲームソフトの多くのサウンドはあなたが全て創られたそうですが?

Dane:ワイフとやっている会社、WOMB社としては、X Boxだけじゃなくて、プレイステーション2用のビデオゲームソフトのサウンドクリエートもたくさんやってます。

PCI:ロボトークを使用されたそうですが、何というゲームですか?

Dane:いくつかのソフトで使っていますが、最新のではこのX Box用の「Bruce Lee Quest」っていうソフトのサウンドに使っています。 2002年の2月に発売予定です。

それから、プレイステーション2用の「Super Concept Car」っていう今年のクリスマスに発売されるカーレースのゲームでも使っていますよ。

それから Z VexWah Probeも使いました。

PCI:まさかギター用エフェクターがこういう所で使われているとは知りませんでした。 ロボトークはどこで手に入れたんですか?

Dane:ハリウッドのMesaBoogie。 あそこは、ユニークな本物のエフェクターを手に入れたいんだったらロスでは一番の店だね。 

PCI:MesaBoogieはロスのプロのミュージシャンが多く行く有名な店ですよね。

Dane:そうですね。 そしてスタンダードなものだけじゃなくて、ユニークなそれでいてちゃんとした本物を置いてある店で、店員の人達も音のプロで信頼できるよね。 

PCI:そうですね。 MesaBoogieのスタッフは音にはうるさいですが、信頼できるいい人達ですね。 多くのプロミュージシャンが彼等を頼りにするのは判る様な気がします。 ロボトークはビデオゲームソフトのみに使ってみえるんですか?

Dane:いや、僕がプロデュースしているPablo Diabloっていうバンドの音楽でも使っています。

PCI:ロボトークのエンベロープ・フィルターを使われるのですか、それともランダム・アルペジエーターの方ですか?

Dane:両方とも曲に応じて使っています。 どちらもユニークでそれでいて安定したちゃんとしたサウンドでかつ広範囲に好きな様に調整できるので。 

PCI:ご自分でもギターも弾かれるんですよね?

Dane:はい、自分のバンドでも各種エフェクター使ってるんですよ。 なかなか手に入らないロシア製のエフェクター「TRIO」など、レアなものもありますよ。これは今まで試したディストーション・ペダルの中でも最高のです。

PCI:おもしろいですね。 作りもしっかりしていますね。 今度日本の皆さんにも紹介します。 打ち込みのサウンド作る際、日本ではこういう個々のエフェクターを使うことは少ないと聞いてますが、Line 6 なんかは使わないのですか?

Dane:Line 6 の製品は大変便利ですが、やはり誰もが使っているんでね。 プレステ2やX Box の様にサウンドクオリティーが良くなってくると、やはり他のサウンド・クリエーターよりいいもの、ユニークなものを創りたいということでユニークなエフェクターを積極的にいつも捜しています。 できるだけアナログっぽいサウンドを創りたいので。

PCI:プロデュースの方では最近どんな仕事をされていますか?

Dane:ポール・プレイガン(Paul Plaigens)というジョン・レノン風の曲創りをする素晴らしいシンガー・ソングライターがロスにいるんだけど、彼の曲のプロデュースをしています。 バンドはPablo Diabloていう名前で、2002年には大手レコード会社からCDがリリースされます。

PCI:楽しみにしています。CDリリースされたらご連絡下さい。今日はお忙しいところ有り難うございました。