第7回 Robben Ford
Robben Ford(ロベン・フォード)の経歴は多彩です。13歳の時に聴いた白人ブルース・ギタリストMike Bloomfieldのギター・プレイが彼に多大な影響を与えたそうです。彼は18歳の時にSan Franciscoへ移り、the Carles Ford Bandの一員として活動すると共にブルース・ミュージシャンCharls Musselwhiteなどと演奏をしました。1971年にthe Carles Ford Bandはメンバー・チェンジをおこない、1972年の初めにArhoolieレーベルでレコーディング。その後、FordはJimmy Witherspoon、the L.A. Express with Tom Scott、George Harrison、Joni Mitchellなどの有名アーテイストたちと共演。1977年にthe Yellowjacketsを結成し、ソロやセッション・ギタリストの活動と平行しながら1983年までバンドに在籍。1986年にはMiles Davisとのツアーをおこなったりしましたが、1992年以降は彼のルーツであるブルースに根ざした音楽を演奏をするようになりました。
私が観たコンサートのFordのバンド・メンバーは、その高い実力からレコーディングやライブに引っ張りだこのJimmy
Earl(b)、Al DiMeolaやChick Coreaと共演していてFordのアルバムでもお馴染みのTom Brectlein(ds)、Fordのアルバム"Blue
Moon"に参加しているLou Pardini(key)でした。
コンサートで演奏したナンバーはFordの多彩な音楽経歴を証明するかのようなバラエティに富んだ内容でブルース一辺倒ではありません。アップ・テンポの軽快なナンバーでは踊りだす客もいて、皆、心からFordの音楽を楽しんでいるようでした。Ford自身も多くの観客を前にしての演奏を楽しんでいるようで"Thank
you so much !"と何度も嬉しそうに言っていました。コンサートの後半にはFordが"My hero"と呼んでいるElvin
Bishopが飛び入りで数曲演奏しました。思わぬ展開に観客は大熱狂でした。
Robben Ford公式ホーム・ページ
http://www.robbenford.com/
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