今堀恒雄(いまほりつねお)
プロフィール
1962年生。12才でギターを手にし、ブリティッシュトラッドに傾倒、その後、佐藤允彦氏,加古隆氏らに音楽理論を師事。1986年自己のバンド「ティポグラフィカ」を結成。1989年、アフリカツアーで民族性から生まれるリズムの「訛り」に触れ、自身にも特有の言い回しがあることを確信し「訛り・揺らぎ」を特徴とする独自の作曲法を確立する。1997年、同バンドを解散、ソロ活動に移行する。
「訛ったリズム」…これが十数年来、形態を変えながらも一貫したテーマで、「ティポグラフィカ」は厳格なスコアを元に、一定のリズム内の細分化によるフリードローイング的メロディーライティングとアンサンブルを得意としたが、ソロユニットである「unbeltipo(ウンベルティポ)」は、さらにテンポや小節線という固定枠を、常に変化可能なものとして扱おうとしており、変拍子、ポリリズムなどとは違う「グルーブ」の新しい概念を生み出そうとしている。
ニューアルバム「Joujoushka」ではその誕生の瞬間が聴ける。又、ライブの為に結成したGuitar,Dr,Bassによる「unbeltipo
trio」は、よりリズムの伸縮に特化した形をとり、未知の音楽を作り出す事に挑戦している。
*主なアルバム
・ティポグラフィカ「tipographica」'93 < GOD MOUNTAIN GMCD-005 >
・ティポグラフィカ「The Man Who Does Not Nod」'95 <MONSWAY PCCR-00181 >
・ティポグラフィカ「God says I can't dance」'96 < MONSWAY PCCR-00204 >
・ティポグラフィカ「Floating Opera」'97 < sistema SICD-1 >
・unbeltipo 「unbeltipo」'99 <sistema SICD-2 >
・unbeltipo 「Joujoushka」'04 <KBS-DDCO-1006>

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