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2004年9月14日
第27回:秋の気配、今日この頃
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
ニューヨークは、そろそろ秋を感じる気候になって来ました。
北海道人の僕にとっては嬉しい限りです。あっと言う間に冬になって行くんですけどね。そんな9月の初め、皆さんもご存知だと思いますが、ニューヨークマジソンスクエアーガーデンで共和党大会があり、2日にはブッシュ大統領の演説があったのですが、実はニューヨークには1日の夜に入って来ていました。と言うのも、僕の住んでいるクイーンズの家の目の前でそれを目の当たりにしたからなのです。
1日の夕方、その日のレッスンを終えてスタジオから帰ってくると、家の周りがやけに騒々しい。警察が一杯出ていて、バリケードも沢山道沿いに用意されてる。この日は、森圭一郎君のエンジニア&プロデューサー、畑さんを囲んでのパーティーだったのですが、少し休んでから彼を迎えに行くときには、もっと凄い事になっていて、、、何でだろうと思いネットで調べたら、家から200m位しか離れていないクラブでニューヨーク消防局と一緒にブッシュ大統領スピーチがこの日にあったんですね。ベランダでビールを飲みながら、他のアパート、家の隣にあるモールの屋上等を見ると、見張りも結構いるんですよね。凄いです。
いつ来るのかね~なんて言っていたら、家の周りの道全て、多分家から見て半径2キロ位全て、人も歩道を渡らせない程全ての動きをフリーズさせました。そろそろかなって思ったらついに来ましたね。大名行列が(笑)。まず30台位の白バイ軍団に先導されて、その後ろに数えきれない位のNYPD、バン、SUV、リムジン、救急車、中にはマシンガンを構えながら走って行く車もありました。言葉で言うとこんな感じですが、なかなか壮観でしたよ(笑)。JFKに着いて、そこから通る道、全てをフリーズさせるこの大胆さ、臨機応変さ。車に乗っている方にとっては迷惑極まりない話ですが、結構こういうの、好きです(笑)。思わぬブッシュ大統領の参上に、パーティーも大いに盛り上がりました。
下の写真は、恐る恐る何かの犯人に間違われない様にベランダから撮ったものです(笑)。
この写真は、ブッシュ大統領のスピーチがそろそろ終わる時、白バイの先導隊がスタンバイを始めた時です。
写真中央右寄りの所にあるクラブから、続々と関係車両が出発するところ。
一番奥で、全ての通行車両は左折させられているのですが、、、左折したところでどこへ行くって通じる道じゃないんですよね。多分このスピーチに当たってしまったドライバーは大渋滞で途方に暮れたと思います。先に知っていれば、こういう時は外に出ないのが一番ですね。
多分、写真中央の特別の防弾ガラスの入ったリムジンにブッシュ大統領が乗っている、と思います。
さて、音楽の話に戻しましょう。
ここ最近、自分のスタジオで教える方にも力を入れていますが、実は先日から
世界的に超有名な某ジャズミュージシャンの息子さんに(年齢は未だ一桁)ドラムを教える事になりました。物心ついた時から、良い音楽環境で育ったんでしょう。未だ基礎的な事は出来ないので上手くは叩けないのですが、フィール、ソウルは既にエルビン、ブレイキーなんです(笑)。全て耳から入って行っているんですよね。やっぱり耳から入る事は大切だと改めて思いました。それで僕が一番重要視している部分は既に持っているんですよね! これから基礎をみっちり教えてあげたら、素晴らしいジャズドラマーになると思います。楽しみな存在です!
もう1つ、この自分のスタジオでレッスンの他に同時進行しているプロジェクトがあります。未だ、名前は出せないのですが、素晴らしいギタリストのプロジェクトで、彼の一作目のCDはジャズクルセイダーズのウェインヘンダーソンのプロデュースで現在発売されています。今やっているプロジェクトはウェインから離れて、新しい事に挑戦しています。とりあえず、簡単な機材で僕のドラムをレコーディングして、それをなぞる様にMIDIでプログラムして行き、デジパフォに入れてしっかりとしたデモを作っている最中です。プロデュースはマーカスミラー? フィリップセイス? 未だ未だ未知数のところはありますが、然るべき時に、このプロジェクトの全容を発表したいと思います。お楽しみに!
最後に1つ告知です。
5月にレコーディングに参加した”Trans-Siberian Orchestra”のニューアルバムが10月12日に、ほぼ全世界中で発売になります。残念ながら日本では発売されないので、輸入盤でと言う事になりますが、、。でも楽しみです。アメリカだけでも簡単に100万枚のセールスは行くので、ここはダブルプラチナム、200万枚を目指してもらいましょう!!!
最近GMSから購入した、主にシティーギグ用の小さいドラムセットです。持ち運び、超楽です!!! 何と言っても僕のカスタムモデルのフロアタムの大きさがベースドラムですから! 基本的にジャズのセットなんですけど、シンバルはTSOのプロデューサー、Paul O'Neillからもらったヘビーメタル用のシンバルをスタジオではセットしています(笑)。でも上の子のレッスンの時だけは、ジャズ用のシンバルに変えますが、、、(笑)。
それでは今回はこの辺で。
又次回お会いしましょう。
Takanori Niida Official Website
投稿者 admin : 2004年9月14日 08:15