PCI USA

PCI - Prosound Communications Inc

menu

« 第8回:グラミー賞とプラチナレコード | メイン | 第10回:TSOのボブとNYでの活動 »

2002年4月18日

第9回:ダイエットとエレクトリックパッド

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
ニューヨークは4月の17、18、19日と、いきなり真夏並の猛暑となり連日摂氏31度~33度の日が続きました。東海岸の北東部って大体ボストンマラソンの前位になると暑くなるんですよね。ふと思ったんですけど。

さて、自分は現在人生で初のダイエットに挑戦中です。何となく本格的に始めようと思っていたところ、プロデューサーのポールから「少し痩せようか。」と言われたのが直接のきっかけ。理由としては夏に向けての体力作り、長期のツアーに向けての持久力作りとの事。とりあえず飯の量をカミさんと同じ量にして、おかずも協力してもらって和食中心に。カミさんも「楽でいいや。」って言ってくれますけど、思えば以前は米を6合炊いて3回で無くなっていました。カミさんは殆ど飯を食べないので自分が食べていた事になる。今思うと凄い量食べてたなって思います。あとは空いている時間に主にダンベルを中心とした運動を。なんだかんだで1ヶ月続けて約9キロ減量する事に成功。うーん、13年振りに見る二桁台。現在90キロ半ばです。今月のカミングアウトでした。

まあ、そうは言ってもたまには羽目を外したくなるもの。先日もちょっとしたレコーディングセッションで皆スタジオでマックやらサブウェイやら人がダイエットしてるっていうのに食べてるし、終わって出てみると外はまだ30度以上、普段は全然飲まないのですがその日はやたらと飲みたい気分。家に帰ってカミさんと Brewery に直行。バッファローウイングス、ナチョス、リブ、ハンバーガー、食べまくって飲んでその日は即沈没。ま、たまにはこんな事があっても良いでしょう。

さて、前置きはこの位にして本題に行きます。
現在の活動状況は、Trans-Siberian Orchestra(以下TSO)がマンハッタン23丁目のニュープロダクションスペースで新しいアルバムの作成に入り今はまだデモの段階ですがドラムのプログラミングという形で参加しています。あとは地元バンドでのクラブギグが中心。 

TSO に関してはこの夏に計画されていた Beethoven's Last Night US Tour が諸事情によりキャンセルになってしまいましたが、逆にこの仕事が入ってきてほっとしました。プログラミングと言いましたが、デモの段階なのでそれほど凝ったものではなく、リアルタイムで曲に合わせてエレクトリックパッドを叩いて打ち込むといった簡単なもの。

しかしこのエレクトリックパッドが非常に癖物で基本的にはスティックではなく手で叩く物で8cm四方のパッドが4つ(スネア、ベ-ドラ、タム)に、その回りに2cm四方のパッドが8つ(ハイハット、ハイハットオープン、ライド、クラッシュ等)。本当叩く打面が小さいのでクラッシュをヒットしたらタムも鳴っちゃったり、おまけにリーダーのボブが「タカ、これ新曲なんだけど聞いてくれる?」と言ってくれたまでは良かったのですが、聞き終わって「じゃ、行こうか!」って。内心「おいおい、ボブは曲知ってるかもしれないけど、俺はまだ全然覚えてないよ。」と思いましたが強行、それも頭から最後まで通しで。 Take1はほぼ練習、Take2はまあまあ、Take3で上手くまとめる事が出来、そこにポールが戻って来て「良いじゃないタカ、機械でも良いフィール出てるよ。」と言ってくれたのでTake3で決まり。勿論機械なので幾らでも修正は可能なので、幾つか気になった点を直しといてって言ったんだけど、クラッシュをヒットした時に幾つかベ-ドラを叩いてない所があって、そこだけ修正して終わり。 それでCD-Rに焼いて即 Fedex で何処かに送ってたけど、タイム的には問題なかったし皆が良いって言うので良い事にしました。

途中メガデスのギターリスト、現在は古巣のサヴァタージでも活躍しているアル ピトレリもスタジオに来て、なごやかな雰囲気の中での非常に楽しいセッションでした。.....と長々と書きましたが、まだデモの1曲目の話です。

今回写真はありませんが、もし写真がNGでなければ次回幾つか載せる予定です。それでは今回はこの辺で。

投稿者 admin : 2002年4月18日 09:32