
Melvin Lee Davisインタビュー (3/4)
|
Melvin:さっきも言った通り、まず私はミュージシャンなんです。 業界がラベルを付けるんです。 彼はブルース、彼はポップス、彼はフュージョンなどとラベルを付けて行くんです。私にとっては同じ音楽なんで、ミュージシャンとして一緒にプレイする人間の音楽に耳を傾けるんです。 業界が付けたラベルの通りに自分を限定はしたくないんですね。
PCI:なるほど。 でもブライアン・フェリーの音楽とフュージョンとはずいぶん違いますよね? Melvin:そうですね。 実際やる事はずいぶん違いましたね。 PCI:違うと言えば、リー・リトナーとラリー・カールトンもまったく違ったタイプのギタリストですよね。 あなたから見て二人の大きな違いはなんですか? Melvin:私に取っては簡単にコメント出来ますよ。 ラリー・カールトンはブルースが根底にあります。 リーは色んなことをやってますけど、やはりジャズマンですね。 大雑把に言うとこういう区別になります。 ただ二人に共通していることは状況に応じて柔軟に対応出来る能力です。 面白いエピソードがあるんです。 東京でリー・リトナーとラリー・カールトンと一緒にライブをやる機会があったんです。 PCI:それはいつのことですか? Melvin:たぶん1992か93年だったと思います。 大変面白いライブだったんです。 メンバーが一緒に演奏するのは初めてのことで、お互いどうリアクションしていいか皆戸惑っていました。個性的な二大ギタリストが同じステージにいるわけですし。 PCI:それはみんな緊張したんじゃないですか? Melvin:最初は異様な雰囲気でしたよ。(笑) ライブでは通常ミュージシャン同士がプレイしながらインタラクティブに反応しあい、ここまでは自分の領域、ここまではあなたの領域と自分の役割と場所を見つけて行くものです。 音楽を通じてそういうコミュニケーションをしながらライブ演奏は行なわれるんです。 この時は、最初皆どうやってコミュニケートすればいいか判らなかったんです。 ラリーは自分のバンドを持っており、リーも自分のバンドを連れてきて二つがリハなして合併してライブが始まったんです。 最初のコンサートは非常に興味深いものでしたよ。 誰かがその時のテレビ放映をビデオに撮っていて見せてくれましたが、リーやラリーの表情や私も含めて他のメンバーのちょっと困った様な表情が見て取れて後で大笑いをしました。(笑) PCI:そのビデオ是非見たいものです。 あなたのサイトを見ると2001年のメインの仕事はチャカ・カーン、リー・リトナーとジェフ・カシワとなっていますね。 Melvin:そうです。 この三人のアーティストとの仕事は年間を通じて継続してやってます。11月にまたチャカのツアーを開始する予定です。 リー・リトナーとは「ボブ・マーリー」の追悼ツアーを終えた所です。 9月11日のテロ事件でイーストコーストのツアーは中止になってしまいました。 とりあえず今年はウエストコーストのツアーを済ませました。 サックスプレイヤーのジェフ・カシワとは今年前半にツアーをやりました。 この3人のアーティストとのツアーに加えて、今年からDoves of Fireの仕事が始まりました。 PCI:Doves of Fireのライブは本当によかったです。 特に先日のKey Clubでの演奏には感動しました。 Melvin :来年の2月には東京のブルーノートでライブをやる予定になってるんですよ。 たぶんその時に大阪や福岡もツアーすることになると思います。 PCI:それはたいへん楽しみです。 Doves of FireのCDのリリース予定はありますか? Melvin:日本でのライブをレコーディングしてCDにする予定はあるみたいですよ。 PCI:日本でのライブは見逃せませんね。 すでにサイモン・フィリップスとジェフ・バブコにはインタビューしてうちのサイトで紹介していますが、二人ともDoves of Fire での仕事をたいへん楽しんでいる様でした。 どの様ないきさつで彼等と一緒にやることになったんですか? Melvin:2年前にアナハイムで開催された楽器の展示会、NAMMショーの時、サイモンから電話があったんです。 サイモンとは以前に、オランダのアムステルダムで開催されたNorth Sea Jazz Festivalで知りあってたんです。 NAMMショーでライブをやるんで弾いてくれないかと誘われたんです。 その時初めてジェフ・バブコとサイモンと一緒にプレイすることになったんです。 その他のメンバーはアンディー・ティモンと後数人いたと思います。 確かどこかのホテルでショーをやったんです。 その時サイモンと私と意気投合したんです。 お互いのCDを交換しあってお互いが好きになったんです。 その後サイモンからDoves of Fireを作るんで一緒にやらないかと誘われたんです。 ジェフ・バブコも気に入っていましたし、やる音楽が大好きなフュージョンなのでそくOKしました。 Doves of Fireでやろうとしている音楽は、私が若い頃大好きだったフュージョンでそれ以来実際にプレイしていない音楽だったんで本当に楽しんでやってます。 PCI:本当に4人それぞれが楽しんでいる感じですよね。 Melvin:そうです。4人ともハイパワーで楽しくやってます。 PCI:それ以外の活動はどうですか? Melvin :自分のソロの3枚目のCDを製作中なんです。 CDが出来たら是非自分のバンドのツアーもやりたいと思います。他のミュージシャンとの仕事も楽しいのですが、やはりソロの活動にも是非チャレンジしたいんです。
PCI:来年は自分のバンドで日本へのツアーも計画されている様ですが、その時にはノリコさんもバンドメンバーに加えられるという訳ですね? Melvin:もちろんです。 彼女には是非メンバーになってもらいたいです。 日本のみなさんにも楽しんで頂ける様な音楽を作っていきたいと思います。 ノリコの様なすばらしい感性を持ったミュージシャンと知りあえたことを嬉しく思います。 PCI:ノリコさんはアメリカでは活躍されていますけど、日本ではまだあまり知られていませんので、お二人にとって日本でのツアーが実りある物になるといいですね。
|
||||||||||||
|
|