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2001年9月14日
第3回 「All You Need is Love」
え~いつもならばWhat`s uuup my people!!と行きたいとこなのですが、今回はどうもそんな気分でこのページを書けそうにありません。
現在9月14日、午後の10時25分。場所はmexico cityと tijuana間の旅客機の中、今僕がここに居る理由は後で、たぶんこのページがアップされるのは一ヶ月後、自分が居る状況や感じている事を覚えていられる間に書いておこうと思います。
僕は4日前の晩(9月10日午後11時45分)に仕事のため、MEXICO CITYへ向かいました、飛行機に乗って3時間程で着き、朝の6時半には(時差は2時間)ホテルのベッドで横たわりながらMTVを見ていました。少し仮眠を取ろうと思い布団に入ってテレビから聞こえてくる音を聴きながらウトウトしていました、ふと気がつくと音楽がが聞こえないので、おかしいと思いテレビを見てみるとビルから煙が出ている映像が写されていました。すぐにNYだと分かり火事か何かと思っていると、煙の出ていない方のビルに旅客機が激突して行ったので、もしかして映画なのかと思いチャンネルを変えて見ると全てのチャンネルが同じ映像ではじめて誰かが故意的にしている事だと気がつきました。
生まれてこの方味わったことの無い感覚でした、一口では表現しずらいのですが、身体に力が入らず失望感に似たような感覚、(おいおいこのご時世になってまでいい加減にしろよ)と独り言を言いながら、なぜか涙が止まらなかった事、よく覚えています。電話で家族と友達の無事を確認した後、仕事場へ向かいましたその日はテレビの生番組での演奏でした、皆胸に黒のリボンを付け、番組の最初では司会者のNYへの追悼の言葉の後に3分間の黙祷、2時間あっという間に無事に終わり帰路に着きました、二日目もラジオでの生演奏、それも難無く終わりあまり気は進まなかったのですが打ち上げに行って気休めで酒を飲んでいました。
案の定、三日目のショウはキャンセルになり二日早く帰れることになったのですが、 mexico city の空港に爆弾宣告があり飛行場には入れず、しかもLAの空港では国外線は 一切受け入れなくなっていたので最後の手段のティワナ、サンディエゴ間の国境を 徒歩で渡る作戦に踏み切ったのであります。
WTCに激突した旅客機はSFとLA行きだったそうで、LA行きの方には 僕らの住んでいるsherman oaksの人も居たそうです。 この事件で亡くなったひと達へ心から御冥福をお祈りいたします。 今回のテロは多分ただでは済まないでしょう、特に戦争に成りかねない出来事でしょう。 でもそうなれば又沢山の善良な人の命が奪われなりかねません、それだけは避けたいものです、たぶん大勢の犠牲者の人達もそれを望んではいないと思います。 さて今機長のアナウンスがありあと45分で着陸だそうです、僕のラップトップの バッテリーもあと8分、今回はこの辺で。 皆がこれを読んでいると言う事は、僕は無事に帰れたということなので、 ご心配なく。しかし明日は我が身、何が起こるか見当がつかないこのご時世、 毎日悔いの無い日々を送りたいものです。
All you need is love 1,2、らっぱぱぱぱん
All you need is love,love, 1,2,3
Love is All you need.
Toshi.
投稿者 admin : 2001年9月14日 11:39