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2011年10月12日

第31回 ”常識破りの前進の仕方”

皆さん、いつもありがとうございます。まずは、5月のツアー、ライヴ、個人レッスンに参加して頂いてありがとうございました。また次回よろしくお願いします。

僕のコラム、ボストンギター道場を読んで頂いてありがとうございます。また少し空いてしまいましたが、今回は、感謝の気持ちを皆さんに込めて、抽選ですが、お一人僕の ”コミュセットの豪華セット” (CD、DVD、レッスン資料山盛りの噂のセット!)を無料で差し上げます。以下のクイズに答えて頂き、お名前、住所、お電話番号、簡単な自己紹介を僕にメールしてください。
music@tomofujita.com
です。

そこでクイズです。(笑)今回のコラムを読んで頂いた事で、さて僕がいつも行く新橋のトンカツ屋さんの名前は???
1)豚勝也 2)末吉 3)豚吉
(最後に答えがあります。)

今回は、久々のコラムなんで色々ギターの事を書きたいと思ってました。少しアットランダムになるかも知れないですが、よろしいでしょうか?

僕はバークリーで教えているんで世界各国から悩みの相談というか?バークリーに入りたいけどどうしたら良い?奨学金の取り方?どうやったらうまくなる?色々あります。で結構真面目にレスします。もちろん教える事を仕事でやってますので全て細かくはできないですがいっぱいヒットはあげてます。

最近、New England Patriots (アメリカン・フットボール)ゲームをよく見ます。そこで思うんですが、フットボールも人生もバークリーや夢も似た部分があって、確実にやってみないと分からないという事です。少しの予想がついたとしてもゲームが終わるまで結果は分からないです。でそのゲームも勝ったとしても、そこまでに色々苦難があります。今週の試合も途中、全てが予定通りにうまく行ったとは言えないです。でもチーム、各プレイヤーの経験、努力、信じる事、このゲームのために相手のプレイフォームの研究等、いろんな要素が実際の実力以上に発揮できた部分があったと思います。そこが人生の素晴らしさ、楽しさです。ギターの人生も同じことが言えると思います。音楽もギターも、実際にある今の実力に、自分なりに努力、経験、失敗を繰り返して、新たな自信を自分なりにつけて、がんばってくる姿勢など、様々な要素が大事になってきます。

質問される人の多くは、悪く言うと、ネットとか人の意見、常識を鵜呑みにしすぎてる場合が多いです。自分なりに分かってても何か言って欲しい? なのでその常識のレヴェル、ネットとかの知識でこれからの人生、音楽人生の可能性を、ただ単に見込み違い?勘違い?というか、簡単に結果論を先に出そうと(どうなるか?)行動が早すぎる場合が多いです。これは、ネット、携帯、ファストフード、回転寿し、ペースが早くなってると思います。僕が思うのに、やっぱり良い物を育てる場合は、土台から丁寧にやってみるほうがあとあと良い物が出来ると信じています。なので何でも良いので少し時間をかけてみるのもスマートなアイデアだと思います。

あと、年齢は全く関係ないと思います。人それぞれです。今の実力だけで物事を判断してる人もかなり多く、凄くもったいないです。例えば、今の状態で奨学金がもらえないと、そしたら今を瞬間的に諦めて、そこから新たな手段を考えて、2年でもゆっくり予定を組み直してがんばることも可能です。あとバークリーに行く事に限らずに、有名になることとか、今まで誰かがそのようにやったからといって同じようにする必要なないです。(このあたりのアイデアは、僕の本、耳と感性でギターが弾ける本、に詳しく書いてあります。)
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問題は、どのように効果的に勉強するか? 自分なりにどうやって前進するか? どうしても今は便利になってるんで、ネットで検索したら何か分かる?とか、ネットで質問したら誰かが答えてくれる? と簡単に思う人も増えています。ネットの検索は、もちろん、具体的なもの、辞書で意味とか、何か目的があったら便利な時もあります。でもギターの勉強も他と同じで、これからずーっと上達したい場合は、学校、教育と同じで、もう少しお金を使っても良いと思います。あと

見えない部分で大事なポイントを知って頂きたいです。どうしてもギターは視覚的なポジションを考えすぎてしまいます。なので度数とかトライアドとか使って、基本の大事な部分からそして曲を弾く時もただ真似る以上に、弾き方、タッチ、感情表現、そしてコードもただ単にコード表やパターン以上に何かシンプルなことで何かこなせるように(覚えるばかりではなく)そのあたりバークリーでもテープレッスンも大事にしています。理想は、個人レッスンが一番良いのですが、忙しい方も多いのでなかなか難しい場合もあります。僕は、テープレッスンという個人レッスンを日本に住んでる方のために長年やっています。凄く喜んで頂いてるんで僕もいつも楽しくやっています。

10月25日に僕の新しい教則本が発売されます。タイトルは、”独学ギタリストのためのロジカル・プラクテイス〜読譜とトライアド編”
です。少し難しそうに思われますが、ギタリストが一番苦手な読譜について、考え方、つき合い方、そして何が大事で、何が効果があるか?などを詳しく書きました。例題も分かりやすく入っています。そしてトライアドに関しては、耳ギターでも凄く好評だったのでバークリーや通信レッスンでも行っている内容を実際に分かりやすく細かくまとまえました。今回使ったギターは、フェンダーのSRVのストラト(Raw Vintage のピックアップー5456サドルスプリング)とフェンダー・ブルースJrのアンプです。お楽しみに。

予約のほうはこちらです。

インプレス

アマゾン


RobotalkRI_tomo.jpg

先日、楽しみにしていたペダル、Xotic Custom Shop "Robotalk-RI"が届きました。まずハコを開けてみると、ブラックのきれいな紙につつまれたペダル。このあたりの包装のこだわり方凄く好きです。僕は、生徒さんやファンにヴィンテージのチューブをたまにお譲りします。同じようなパッキングの仕方やってます。このような気持ち凄く大事です。

オリジナルと比べて凄くコンパクトになったんで嬉しいです。オリジナルのは、9Vのバッテリーが2つ必要だったのでライヴで使うときに少しアダプターで使うと2個必要だったので面倒な部分ありましたが、今回は、普通のエフェクトのように9Vのバッテリーが1個なんで良かったです。

エンヴェロープ・フィルターのほうから、トーンが凄くナチュラルな感じで、ピッキングのニュアンスに敏感ですね。ピッキングに敏感な分、どのあたりでワウが開いて欲しいか?うねりなどは実際にゆっくりペダルのレンジのツマミで色々やってみるのが良いです。僕は、ピッキングの強弱を使うので開き具合が敏感な感じのセッテイングが好きです。あとゲインのツマミがあるんでシングルノートのソロの時になかなか良いです。うまく使うと人の声みたいなサウンドが得られます。もちろんコードのグルーヴ、強弱にも、とても楽しいファンク・マシーンです。

左側のコントロールが、アルペジエイターで、僕の好きなセッテングは、レイトが3時少し手前位で、うまくリズムに合わせて弾くと面白いです。曲のイントロとかにも面白い効果を出してくれます。

それでは、クイズの答えです。”末吉” です。

ではまた。

トモ

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投稿者 admin : 2011年10月12日 10:52

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