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2008年10月27日

第25回 "John Mayer at Berklee"

バークリーの学長、ロジャー・ブラウンの携帯にある元バークリーの生徒からテキスト・メッセージがありました。内容は、バークリーの生徒に自分の経験、ソングライテイングにどのように練っていくか?教えたいと。その元生徒の名前は、John Mayer.

急に、10/6から10/10まで、ジョン・メイヤーが来る事になりました。ソングライテイングの学部の上の方から、ジョンが僕と使える時間について僕のスケジュールの確認。そして僕も月曜日のランチ・ミーテイングにジョン・メイヤーと呼ばれました。

その日から、12人のソングライターと(バークリーの)、アンアサンブル・ルームで、6時から10時までの4時間、各自生徒さんのオリジナルの曲を聴いて、ジョンが、コメント、そして構成、曲のアレンジ、もっていきかたをアドヴァイス。これだけでかなりポップな曲の書き方、ポイントが。
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火曜日は、ジョンは、いくつかのクラスを訪問。そしてまた、アンサンブルルームで6時から10時。この時点で、3曲(12曲の中から)を抜粋。各曲違ったムードで、ここからさらに詳しく、曲の流れ、そしてタイム、テンポを細かくチェック。3分ちょいの曲! ここでも、この3曲を通してかなりのアイデアが満載。ある意味、プロダクションについてのマスタークラスですね。
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このセミナーのあと、JMのブラック・レリックのストラト! についてちょっと質問したら、もういきなり、”トモ、アンプにつないで弾いてみて“ 弾かせてくれました。そこから色々ギターの話が、ドンドン、12人のシンガーソングライターが話についていけなくなる(笑)
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で、そうしてるうちに、クラスルームの外にいた生徒達を中に入れて、ボクのジャムしながら”ブルースの弾き方”- John Mayer & Tomo Fujita at Berklee (blues jam)、”グルーヴ”などボクとジャムりながら やってしまいました。(凄いサービス!) で、そのあと、この曲、Gravity- John Mayer at Berklee (Gravity) になりました。

そのあと、ジョンは、”みんな、今の演奏を楽しんでくrたと思う。僕は凄く疲れてる。サインは、明日するから、今晩はすぐに帰らせてくれ”ってリクエストして、ジョンと僕は、僕の車までホテルまで。騒いでる2人でした。

で、水曜日、これは一般のクリニック。でも1200枚のチケットが50分いないで完売! これも凄い! バークリーのパフォーマンス・センターで1−3時のクリニック。ジョンは、僕に”1時からやから12半にサウンドチェックね?” で12過ぎに行くと、ジョンは、いない! でステージマネジャーも、僕の出演の件知らない!でジョンの携帯に留守電! で1時前に登場!でフェンダーのホットロッドをセットして頂きサウンドチェック。この時点で、ボクは、何を弾くか知らされていない(笑)。

クリニックの内容は、ジョンの今までの経験を詳しく、クリアーに、とても素晴らしいクリニックでした。ソングライテイングのマスタークラス、そして他のクラスでのゲストの講義でも同じような内容で話していました。ネットにいくつか(英語ですが)ダウンロードできますね。

Waiting on the world to changeをやったあとに出てもらうから、この曲僕がやったらステージの近くに。で僕はお客さんとして見てたわけです。そしたら急に、”ちょっと予定を変えますが、ここでトモに出て来てもらって、、” 僕は、座ってて、”ジョン、ウソー!” で立ち上がって走る!

で、スロー・ブルースでゆっくり、じわじわ、盛り上げるソロ、ダイナミックスについて。僕とジョンとのギター、ストラトのデユオやりました。あとまた終わってから僕のファミリーと対面。
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そうこうしているうちに、木曜日に。本来、レコーデイングは、金曜日の朝の10時から6時やったんですが、ジョンの強い希望で、木曜日も。でバークリーのスタジオの予定から、外のスタジオで木曜日、金曜日のレコーデイングになりました。
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火曜に決めたフォームで一応スタジオ入り。最初の曲は、ギターとアコギ、そしてストリング・カルテットのオーヴァーダブ。そのあと、ピアノの弾き語りにドラムのシーケンスをジョンが作り、ポップテイストに、そして生バンドを入れる。最後には、ジョンもギターのソロ、フィルを入れました。
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金曜日は、最後の1曲。このために僕も一応、ジョンのために’67の335、’61のデユオソニック、’92のSRVのストラトを。エフェクト類、そしてスライド、ピックボーイのピック。僕のピックのコレクションは、ジョンも笑ってましたが、ジョンのチューブのコレクションは、基本的にこの世に存在するチューヴをヴィンテージで全てそろえてるアホさが好きです。(笑)結構似てます。あとSRVのストラトにステイッカーはってますが、ジョンもSRVのストラトにだけステイッカーをはってるそうです。

あとお昼ご飯の時は、日本の話になって、どれだけジョンが日本に対して好きなこと語ってくれました。

あと終了後みんなにオリンパスの凄く良いレコーダーを参加人にプレセントしてくれました。気持ちが素晴らしい!

帰りも、Tで帰る(電車)ってジョン言うんで、ちょうどスタジオの目の前に
今日は僕の車おいてたんで、ジョンをホテルまで送って行きました。

という訳で、凄い内容の1週間でした。僕もソングライテイングでいっぱい学ぶ事がありました。

PS. "Raw Vintage"からの新製品サンプル、Tremolo Springsを早速変えてみました。説明にある通り、5本のスプリングが良いとの事。半信半疑でその通りにやってみました。まだアンプにつないでないですが、この時点で音が太い!デカイ!十分伝わってきています。で、今までスプリング3本でやってました。SRVのストラトは、サドルは、RV使っています。実は、スプリングをオリジナルからカラハムに変えていました。で今回このRVのDスプリング、今までにない素晴らしいトーンに変身! この説明の手紙を読むまで5本のほうが良いと思わなかったです。これは素晴らしい! ジョンメイヤーのストラトも変えてみたいです。

トモ
http://www.tomofujita.com
http://www.myspace.com/tomofujita
http://www.youtube.com/profile?user=TomoFujitaMusic
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=7519977

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投稿者 admin : 2008年10月27日 08:14

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