「次のライブにはアメリカからの日本人ギタリストのゲストが入るから」と塩次氏に告げられたのは 昨年のあるGIGでのこと。リハ入りの時間に梅田RAINDOGSで待機していると 髪を束ねジーンズ姿の彼がにこやかに入ってきた。ヒロ鈴木氏である。非常に気さくで温厚な人柄とPLAYERとして 心底、塩次氏を尊敬し、一緒にGIG出来ることを本当に楽しんでいたのが印象的だった。そして 今回 また塩次伸二バンドのGIGで「ヒロ」のギターを楽しむことが出来たのだ。 塩次伸二ブルースナイトには、昔からの彼のファンだけでなく若い世代のブルースファンもやってくる。ブルースを中心に、少しFUNKよりのインストナンバーや、女性ボーカルによるJAZZ BLUESなど内容は濃い。なんといっても塩次氏のギターワークが十分に堪能できるし、最近では彼の歌も楽しめる。(これがまた もりあがる!!笑)。 この日のGIGでは、ヒロ鈴木氏は全面的にサポートという形で全曲に入る。リハで塩次氏のオリジナルインストを聞き、即座にリフを覚えながら進んでいく。非常に順応性の高いギタリストである。たまたま、2人ともがテレキャスター使用となったが 音作りにも2人のの個性がでていたとおもう。「ヒロ」のたたみかけるような早いフレーズのときも、一粒一粒音がたっていたし、塩次氏の愛用ジョーバーデンは 彼のいぶし銀のギターワークを素直に表現していた。テクニックだけでなく情感がこもる塩次氏のソロワークは何度聞いても惚れ惚れするが、それを上手に表現してくれるギターだといつも思う。今回は「ヒロ」も歌を披露してくれて彼の新しい面がみることができ、観客も十分に満足のいったライブだったと思う。by 田中名鼓美 メンバー 塩次伸二(G&V)
山田晴三 (B) このビデオクリップを見るためには最新版のQuicktimePlayerが必要です。
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