第11回:アンプは一生もんやで! ボストンは、すっかり寒くなってきました。僕の家の回りは落ち葉も多く、今日はずーっと庭掃除で サマンサと僕の奥さんもうすぐドイツに行きます。詳しくは特別号で説明させて頂きましたが、このトリップのための募金も応援ありがとうございます。僕の通信レッスンの生徒をはじめファンの方々に暖かい応援こころから感謝しています。ありがとうございます。11/20から28まで行きますがまたどうなったか書きますね。 それからやっと家のリモデリングのほうもできたんで新しいファミリー・ルームとバス・ルームも写真見せますね。トイレのほうは僕のリクエストでウオッシュレットにしてもらいました。マイケルもとても気に入ってます。 忘れないうちに演奏能力開発エクササイズのサイトも新しくなり今回からセミナーが加わりました。15個エクササイズ、視聴&ダウンロードできます。それから演奏能力開発エクササイズの第4弾も12月10に発売予定です。ご期待ください! 最近、多くの方からアンプやペダルの相談を受けます(ギターも)これは、購入のポイントとかトーンのこと。特に僕はチューブのアンプが好きなんでよく質問されますが、まず一番大事なことは自分の耳で確かめる事、ゆっくり時間をかけて違いとかを聴いて味わう事です。もちろん有名な人が使ったり、人気があったり、批評も大事ですが、アンプというものは、エレキギター弾くものにとっては一番大事な部分ましてやこれから使っていくには、気に入ったものをずーっと一生ものとして使えることが理想やと思います。僕の場合は、色んなアンプ使いましたが、なぜFenderが好き? ブルースもそうですが、ファンクやジャズでのクリーンが出せるから。また僕にとって今まで聴いたジャズのレコードもそうですが(グラントグリーンやケニー・バレルはフェンダーのデラックスとかバイブロ、プロです)またファンクも同じくツイン使ったプレイヤーが多い。ブルーズもフェンダーが多い? またアメリカに住んでるから回り見てるとフェンダーが普通でした。サイズは? 僕の場合、クリーンが出て、ナチュラルな歪みがほんの少しブルースの面で欲しいので30−40ワットぐらいが理想ですが、フェンダーの場合40ワットといってもチューヴによっては34−6ワットぐらい? しか出てないこともありますから、40ワットのPro Reverb (Black Face 1964−68年まで)使ってます。 スピーカーは、12インチが2発とツイン・リヴァーブと同じですが、あまりうるさくなく、軽いです。12インチ1発よりもやはり音が出る範囲が大きく、音の通りがよいですしステージでも聴きやすいです。ほんとこれ好きです。注意! フェンダーの最近出た12インチ1発のプロリヴァーブは全然違う生き物ですよ。 昨日も僕のBBSにライブでファンクとジャズやる方で10万円以下で良いアンプが? チューブのアンプ10万以下、ありますが、フェンダーのホットロッドシリーズになりますね。これは良いアンプですが低音がかなり出ているんでベースを僕なんか0なんですがそれでも大きいです。ファンクにはちょっと太すぎる? バークリーも使ってますが、僕ならブラックフェイスのフェンダー好きですが、チューンアップするのが面倒なのとスピーカー変えたり、、、お金もかかりますね。実際に通信レッスンの生徒が何人か日本でPR買いましたが、、。それにつられて僕も3台目買いました(笑)奥さんに買う理由を説明するのが大変でした。 僕のアンプに対する正直な意見は、ギターよりもお金かけてください。僕の生徒には、いつもこう伝えます。”借金しても良いもの買いなさい””お金はあとでもどうにもなりますが、弾き方は、、、今が大事”またアンプは一生ものなんで、、、、僕はギターよりもお金使いましたね。だからトーン、弾き方が良くなったと思います。ですから一生ものの機材に10万円??? もっといって欲しいですね。それを5−10年、、いやもっと長く、、。そしたら価値はもっと(弾き手の中に残ります)あります。僕のメインアンプは、もう12年以上使っていますが、当時$700ドル(当時ほんとお金無かったんですよ!)で買ってチューブ、スピーカー、オーバーホール=でたぶん(絶対に)$1000ドル以上かけたと思います。日本円で言うと例えばアンプに30−40万かかったとします。でも12年使えたら、毎年3万円ぐらいかかったということ??? チューヴのアンプ、特にハンドワイアーのものは一度整備したらなかなか壊れないです。その点がホットロッドとかと大きく違う部分です。ほんまアンプは大事でっせ! またまた今月も生徒とのやりとりで良いポイントあったので紹介します。(各生徒さんから了解得てます)今月も皆さん楽しくギター弾きましょう。がんばってください。 トモ先生、 メールどうもありがとうございます。聴くという事、ほんと大事です。ライヴの雰囲気、その場でしか出来ないグルーヴなど、、、いっぱいです。そこで今回のようにライヴのテープレクチャーも何回も聴いて頂いて、体で学ぶという動作されてるんで僕もとても嬉しです。でも僕のソロギター、クリーントーン好きなんですね。多くの人はなぜか歪みに走りますがギターのアンプもフェンダーとか特に歪まないように(その願いで)作られたのが、、だんだんロックでたまたま小さいアンプをフルで鳴らしたら、歪んだ、、、それがロックの基本になったようですが、、ギター、エレキギターは、クリーンも歪み同様に大事です。そこに気がついて頂いた点は、僕としても非常に嬉しいです。 ボスのループステーションは、出た時に日本で、楽器屋さんで試したんですが、イキナリ踏み方が悪かったのか? ループが、リズムが変な部分で繰り返されたため、、すぐに飽きてしまいました。でも最近使い始めて、使い方次第で、楽器のようにうまくコントロールすれば、面白い重ね録りがいっぱいできると思い使っています。 それと今まで僕が弾いている以外に想像して聴こえる部分は、説明しましたが、このようにサウンドでもハーモニーなどがいっぱい説明できるんで重宝しています。音楽は一人で弾いてもいっぱい他に鳴ってないとだめです。リズムは、常に良いグルーヴ聴く、弾く、感覚的にやることが大事です。ですから体が動かないと、いくら意味が分かっても、16thを分析してもだめです。”体”の中にリズムが入ってるか?どうか?です。ですから、バークリーでも弾くばかりでなく生徒にタッピングさせたりするんです。ほんと大事です。僕にとっては、グルーヴ=体、ソロ=フィーリング、歌える事。ハーモニー=カラー、センス、、などのバランス。食べる事でいうと、ご飯、おかず、デザート、、、、バランスが大事。全然話がずれましたが、、。(笑) レクチャーですっきりなれたことは、嬉しですね。僕も普通レッスン同様にレクチャーレッスン好きです。何事も生徒さんの方向性と、僕(教える方の)方向性への指示が明確に、また合うと、ある意味のハーモニー、グルーヴです。今月のレクチャーもいっぱい料理の仕方お伝えします。献立が増えています。(笑) ロベンのビデオに関して(アルバムとの比較?)彼の教則は1&2もとても参考になりました。ほんとプレイヤーですね。それとピアノ、サックスの経験がギターの弾き方、パターンを追わない部分出てますね。教則はプロデユーサーのリクエストに対して、半日ぐらいでやってますからたぶんライヴ感というか考えてる間がないから反対に良いやと思います。(新鮮?)レコードは、プロデユースしてライヴとは違う完成度にこりますからこの辺僕も同じ事が言えます。DVDソロパフォーマンスなどただ夕飯食った後にスタジオに入ってアンプにプラグイン、で弾いただけですから、、、。 PS、僕もロベンのヴィデオは、色々とコンセプト学びました。カールトン、ダニー・ガットン、ジョー・パス、エリック・ジョンソン、、、みんな彼自身のアイデアあります。普通これをそのままコピーしようとすると大変です。僕の場合土台が大きい(基礎がしっかりしてるので)彼らのヴィデオ見ながら、自分なりに彼らの”おいたち”を想像しながら分析するというよりもそのままコピーしないで自分のフィルターに通します。そうすると各アイデアが自分なりに整理され、いろんな形で出す事できます。ですから今回僕がヴィデオで学んだ部分をもっと分かりやすく Rさん、感想いつも丁寧にありがとうございます! 1) Cissy Strut これは、ライヴの定番ですね。お客さんもみんな知ってます。僕の曲やと思ってましたか?でも自分の曲のように料理してますね。 b) C7のリズム これから面白く弾くようにがんばりましょう! ストロークの時にタララッと聞こえるのは、トモさんのトリッキー3連ですか?あれ、めちゃめちゃかっこいいですよね!いつか出来るようになりたいな〜。 そうですね。ドラムのような?またスクラッチみたいなサウンド意識してます。 ワウの踏み込みは、かなり微妙ですね。適当に踏むのは簡単ですが、いざ表現するためにコントロールしようとすると難しい。踏んでて好きなポジションが結構踏み込まない位置にあるので、ワウの踏みしろを調整してみたいと思うんですが、簡単にできますか? ネジをゆるめるとワウのきき具合が変えられると思います。僕の場合ちょっとモコモコ気味にセットしてると思います。全てテイスト次第なんでご自分でも色々試行錯誤されると良いと思います。あといつもいつも踏み込まないですね。 タイムで使うディレイ。おもしろいですね。ライブでもやってはりますね。自分でも試してみました。僕のディレイは、VisualSoundのH2Oってやつで、どちらかというとエコーを模したものなので、それほどタイムも長く取れないし、どうもニュアンスが違いますね。ローランドのテープエコーもあるんですが、どちらもまずセッツァーのロカビリーサウンドを出したくて買いました。まだあんまりいじってないですが、あの音に近づけていきたいですね。かなりトレブリーなトーンだけど柔らかい音でジャズにも合う。いかにもアメリカ!っていうゴージャスさがとても好きです。 僕のはボスDD2です。シンプルで使いやすいです。テープエコーも良いですね。でもたくさんライヴに持っていくのが面倒くさい?(笑) ワウを使ったドラミング。あれってストロークしてるんですよね? そうですね。 ピックが弦に当たってるのに、カチャカチャって音じゃなく、シャワシャワって聞こえるのが気持ちいいです。ソフトに弾いてるからですか? 多少ソフトにしてひっかかるみたいにやってますかね? ワッシュ・ボードののりですね。 c) ソロ そうです。シンプルな中での表現力。これも言葉や説明では分かってはいけないもの。全てサウンドとトーンの会話によるもんですね。またレッスンで詳しくやります。 ベンドとビヴラートを今まであまりやらなかったのも、聴いててそれが感じられてなかったからみたいです。今ではめっちゃ楽しい!僕の弾きたいビヴラートのイメージは、浮いてるような感じですね。音楽に溶け込んでしまって、ビヴラートしてるように聞こえないなような。ベンドもわざわざするんじゃなくて、ここでベンドのニュアンスがないと言葉になりにくいな、とかそういうことが聞こえてきました。さらに加えてワウですよね。まだあんまり聴いてないので、これからじっくり聴きたいと思います。楽しみ! ベンドとビブラートは、僕自身ちゃんとしたイメージありつつ、自分自身まだまだ満足してないからドンドンのびるんです。そこから自分の”声”になるから楽しいですよ。握り方とかも、こうしたらこうなる?とかこうしなきゃいけないみたいな方程式を破ることが上達、コントロールのポイントです。 2)SRV Lenny SRVのこの曲は、バックにコードがないんでSRV自身、ドミナント系になったりちょいとマイナー系になったり、ソロで変化つけてるから、また3&7が良く出て良いですね。メロデイーを歌わす、SRV風のジャズです。これシンプルですから弾ける弾けないがはっきりしてて学びやすいです。 また色々アイデアありますからお楽しみに。
良い感想ですね。グルーヴはパターンや組み合わせではないですね。人が生むリズム、タイムのうねりですね。今回のようにシンプルなアイデアをもとに発展、ミュート、弾かない部分(まるでハイハットのように)感じること。良いポイント気つきましたね。またやりましょう。非常に難しいですが、弾かない部分で聴かせることです。1発ものがこの世で一番難しいコード進行です。深いですがいっぱい楽しみ方あります。ほんと自分でもファンクがうまくなって良かったと思います。コードが1発なんである意味シンプルですが、それなりに深いですから、なかなか満足できないです。いつもチャレンジしています。 「Loop Station」 ジョンスコの知らないです。これもただループ、録音ではなく、クリエイテイヴに楽器のように 「ベンド&ビブラート」 アンプ直で良いトーン、これが最高に大事です。アンプで基本的にクリーンなほうがツアーやってもセッションに行ってもその気に入ったペダルさえあれば良いです。ランブルが一番ピッキングのニュアンスは出しやすいです。曲にああやって合わすとかなり効果があるでしょう? 音楽的な演奏のための練習といえますね。普通は、練習のための機械的な練習になり、いつも同じで終わってしまいますね。 次にロベン・フォードのライブですが、使用している機材にとても興味があったので、ステージ上の機材をくまなくチェック。アンプはやはり、DumbleのOverdrive Specialでした。ギターはテレキャスターと、レスポールをほぼ1曲ごとに持ち替えていました。レスポールはライブスタート直前にあわててセットアップしていようでしたので、実験的に使ってみたのかな?とも思いましたが、それでもDumbleアンプから繰り出すトーンは、Driveしていました。Dumbleはクリーンよりも歪みを意識したアンプという印象を受けました。肝心のライブの方はパーフェクトな内容で、比較的前の中央の席で観る事ができたので、大満足でした。ライブが終わりミュージックチャージを払って帰ろうと後ろを振り向いたら目の前にロベンが立っていて本当にびっくりしたのですが、ちゃっかり握手してもらいました。ライブの素晴らしさを伝えたかったのですが、語学力が無い為に何も話す事ができなかったことが心残りです。それでも、世界を股にかけ活躍する人を身近に感じることができたので大満足です。 ロベン見れて良かったですね。会えたら何でも話ししたら良かったのに。英語はできたら便利ですよ。特にブルースやジャズは英語圏の音楽ですから、英語が出来たらグルーヴもしやすいですよ。ロベンのダンブルは、かなりクリーンも歪んでますね。僕ならちょっとクランチしすぎですが、、。やっぱりクリーンよりも歪みのほうを重視して作ってありますね。もちろん良いトーンのアンプですがカールトン、ロベン、SRV、エリック・ジョンソンなどが使うから有名になった要素もありますね。やっぱり弾き手、弾き方大事ですね。今月もがんばってやりましょう。 |
|