第8回:分かってるようで分かってない?
こんにちは、ボストンからトモ藤田です。前回のこのコラムで僕が紹介したチタンのサドル、モガミのケーブル、多くの読者の皆さんに早速ためして頂いて嬉しいです。ピックもそうですが(ピックボーイ使っています)小さな部分から良い物を探して行く事、いつも良いクオリテイーを求めること大事です。
あとギターのセットアップのほうもちゃんとしてくださいね。意外にギター買ってからそのままっていう方多いので。バークリーでもレッスンやクラスで良く気がつく部分は、熱心に練習は、するけど肝心なギターに問題がある。よくある問題点は、
1)弦が古い。これは古いプラス、練習後クロスとかで弦を拭かないので弦がサビサビになっている。僕は、弦だけはよく変えます。2週間に一度ぐらいが理想です。
2)ネックがそっている。順ぞり、逆ぞりありますが、詳しくは僕の本”驚異の奏法改革”詳しくポイントが載っています。ネックがそっているために(順ぞり)弦高がやあたら高くフレットを押さえた時にベンド気味になる。またネックがそって(逆ぞり)いて弦高がペシャペシャで音が良くならない部分があり、ピッキングのニュアンスが出ない(これ最悪で弾けば弾く程悪いくせがつきます。)ギターの値段に関係なくネックがちゃんと調整できてないといくらカスタムショップ製でもだめです。道具にならない。
3)これまだ分からない人がいる。アンプを使わない。よくあるのが60−100ワットのアンプを所有してるが、これはライヴのためであって家の練習は、MTRにつないだり、トランジスタの10ワットのアンプまたは、アンプの似た音がする箱につないだり(分かるでしょ?)こう
すると便利ですが、実際のト−ンがつかめないので弾くリズム&ピッチで満足してしまって肝心の人間しか出せないトーン&フィールがだめになってしまいます。
4)テレコを使って録音する。確認する。これは、色んな部分でいっていますが、通信レッスンでも始めるまでちょっと使い方が違ったり理解の深さ、幅、度数が違って同じ事やっても中身が違うこと。分かってもらいます。テレコの意味は、言葉で理解しないでサウンド、音楽、演奏で
理解するために非常に大事です。僕の通信レッスンの生徒さんも最初はMDが多いですが、テレコにするとレヴェルの設定がないのでやはり楽プラスタッチ、上達度もかなり変わります。下がテレコ、ライヴ録音用のウオークマンとかあります。是非チェックしてください。
http://www.sony.jp/products/rtc/index2.html
http://prodb.matsushita.co.jp/product/lineup.do?pg=03&scd=00000077
ほんまは、今回ライヴの話とか、演奏のほうの話をしようと思いましたが、最近の通信レッスンのWaiting
List の登録とかでやりとりしてて少し分かっているようで分かってない部分、大事な部分をお伝えしました。また何かリクエストあったらメールしてください。
それから僕のDVDのソロ・パフォーマンス、多くの方(郵便局振込ですが)買って頂いてほんとにありがとうございます。これプラス最近は、裏テープ(アメリカでのライヴのテープ)もセットで買って頂いて非常に有り難いです。今日もパッキングして今からポストオフィスに行くとこです。譜面などおまけのほうもたくさんつけて発送させて頂きますので皆さんお楽しみに!
以下のDVDのコメントも参考にしてくださいね。
では、今月も皆さんがんばりましょう!
トモ
ソロ・パフォーマンスのDVDの感想です。
@ソロ・パフォーマンス感想その1
トモ先生、
DVDを毎日観ていたので先にソロギターの感想です。これぞ私が待ち続けてきたソロギターアルバムです。具体的にはストラトでソロギター、ベースを同時に弾かない(ベンド、ヴィヴラート等自由にソロが動く)、ブルース、ジャズ、ファンクの多要素、......
ビジュアルではSRVのストラトのイメージとメロウなJAZZの組み合わせの意外性。こうゆうの大好きです。ほんと素晴らしい。ソリッドでソロギターやったアルバム聴いたの私は先生が初めてです。ビルフリゼルとかSRVは単発では聴いたことあるんですが。おそらく先生が第一人者ではないですか?何回も聴いていてまず最初に思ったのがバンドやっている人かバンドの経験が長年あった人じゃないと先生のようなソロギターは弾けないですね。以下そう思う理由と感想です。乱文失礼します。
DVD1
やっぱりこれですね。大好きです。ルバートのところでのジャジーなフレーズInブルース、テンポアップした所では、先生のライブのシシーストラットを感じました。ジャズブルースにベンド、ビブラートのコンビネーションこれも大好きです。ラストのピックアップの切り替えでトーンチェンジ、この表現、研究します。
DVD2
先生のCAT WALKはソロギターでいうベースメロディと上の方でコードの組み合わせプラス後ろでドラムが鳴っていると思います。それにしても先生の手首のしなやかさは凄いです。私はやっと左手のミュートが4のみではなく1でやることに慣れてきました。
DVD3
SRVでメロウなJAZZ
私はフルアコのトーンは甘すぎるのであまり好きではありません。かといってストラトの指弾きでwalkingとcompをやるのも難しいと思いますがこれ後に練習するつもりです。ジョーパスが指弾の時ピックを口に挟んでいるのを見たことがあります。
DVD4
Am7 再び先生の手首の振りのバリエーションには凄みを感じます。1-3.弦ぐらいの高速動き、何かの動きに似ているのですが、思い浮かびません。この曲は私のイメージでは1つ1つの音が組み合わさってコードを作っているというよりそれぞれ単独の音が別々に生きていると言った感じのトーンに感じます。
DVD5
出だしがたいへんブルージーなのとこの曲の甘いメロディ
このバリエーション大好きです。ベース音を弾かないでメロディが自由に動く。私のソロギター理想です。
DVD6
レクチャーしていただいたフレーズです。
この曲のWALKINGとCOMPは演奏能力のALL THINGS THE YOU AREを思い出しました。特にコードのスタッカートは勉強になります。
DVD7
カントリーブルース、ジャズブルース、ルバートのブルース、ボリューム奏法、.......ギター1本でこんなに表現ができれば....強烈に印象に残りました。
DVD8
CAT WALKのワウバージョン初めて聴きました。真似してみます。読み返してみてバンド経験が必要だと思う感想にはなってないですが、やはり先生のソロギターにはバンドとしてのリズムが聞こえてきます。美しいです。
@ソロ・パフォーマンス感想その2
DVD拝見しました。教則ビデオのデモを見てもそうですが、本当に何でも弾けちゃうんですね・・と思いました。
ジャズ・ファンク・ブルース・・ブルースもジャズっぽいものからライトニンまで満載!
そして、聴いているとやっぱりTomoさんのギターだとわかる個性もありますね。プレイヤーとしてのTomoさんご自身は、何が一番しっくりくるのでしょうか?あまりジャンルとかにとらわれずに自由にやるのが一番しっくりくるのかもしれませんが、個人的な感想を言わせていただくと、とにかくファンクのカッティングは何度見ても(聴いても)ぶっとびますね。あんなすごいプレイができる人はそんなに世の中に多くないんじゃないか、と思うほどです。
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