第1回:アンプの話(その1) PCIの読者の皆さん、はじめまして。 僕の場合、演奏活動プラス、バークリーで教えたり、教則関係(演奏能力開発シリーズ)テープレッスン、クリニックも経験ありますから、そこから何か参考になることを毎月少しずつやっていけたらいいなと思っています。 ギターの練習の秘訣、演奏のポイント、アンプについて、トーンの重要性、ライヴについて、アメリカ生活など色んなテ ーマで毎月お話しますのでこれからひとつよろしくお願いします。 ”アンプの話その1” 僕が思うギターの演奏ポイントは、良いトーンを出す事。それを決定するのは、フレーズとかスケールの知識ではなく、本人の弾き方、ピッキング、タッチ。それを決める(理解できる)のが”アンプ”なんです。なのでギターがうまくなりたいのにアンプがない人? アンプに興味がない人? 僕にとって信じられないんです。何時間もアンプなしで練習しても良いトーンが耳にできなかったら指を動かしてるだけで終わってしまいます。1音でも魅力のあるトーンで弾くことができればギターも楽しくなります。 ちなみに僕の練習用アンプは、フェンダーのチャンプ12(もう作られていない)にセレスチョンの100ワット(コンテストでもらった)のスピーカーです。(88年あたりから)このアンプで練習したからピッキングのニュアンス、タッチも良くなりました。それまではバリバリのきついピッキングでリハでも毎回弦を切るぐらいでした。今だに練習はこれ使います。テープレッスンもこれです。 セッテイングについては、ボリュームが1.5,トレブルが7、ベースが4、リバーブ0です。 あと練習用のアンプは、10ー20ワットぐらいで十分。12インチ一発が僕の好みですが、あまりワット数が大きいとそれだけチューブも使うのでもったいないと思います。だから個人的には練習用、ステージ用と分けています。今年イケベさんでクリニックした時にDr.Z Amp MAZ-18がとても良いトーンしてました。 僕の生徒には、”借金しても今アンプを買いなさい”と言っています。そうする生徒はやはり上達が全然違いますね。アンプ、アンプ、アンプが大事なんです。もちろん日本は住宅状況の問題がありますが、小さなボリュームでいいからアンプから鳴らすことが大事なんです。ギターから”ペケペケ”ではあきませんよ! 今回は、こんな感じです。 少しでも参考になったら嬉しいです。 トモ藤田のWebsiteはこちら。 |
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