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2004年4月18日
第19回『最近はやっているもの』
みなさんお久しぶりです。
早いもので、2004年ももうこれを書いている時点では4月の半ば、4分の一を終えようかというところですね。今年に入ってからは、シアターブルックでの活動は月に一度の新宿ロフトでのライヴというのが中心になっているのですが、月ごとに著名アーティストの2、3曲をカバー、いや完コピして披露する、という楽しくも高校生のような企画が目玉となっています。ざっとあげますと、まず1月はプリンスにジミ・ヘンドリクス。2月はまたまたプリンスにレッド・ツェッペリン。3月は2、3曲どころではなく、ピンクフロイドの名盤「ダークサイド・オブ・ザ・ムーン」のA面全部、といったところです。
しかしこうやって先達の曲をコピーすると、あらためて、これらが何年、何十年にも渡って残る理由であるとか、その曲の見事な作り(適当といってしまえばそれまでの曲もありますけど、その適当に作られた中に込められたエネルギーの凄さは土下座もんです)に関心いたします。そして、こんな曲やアルバムが大ヒットした時代っていうのは、音楽界が良いパワーをいっぱい持っていたということなのだなぁ、とうらやましく思うことしきり。勿論、今現在だって良い曲や良いアルバムは沢山作られていますし、きっとあと何年もしたら、この2004年に作られる名曲、名盤に関心するのだろうけど。
とりあえずコピー大会3回を振り返ると、ジミヘン、ゼップは比較的勢いでこなせる部分が多く、バンマスのタイジ君のキャラ的にも楽に出来ましたが、さすがに殿下(プリンス)は歌及び演奏面でその雰囲気を出すのに難儀いたしました。プリンスの完コピっていうのを4人でやるっていうのもかなりの暴挙と言えるかもしれませんが、その出来は苦労した甲斐もあって、かなりイイ感じだったのではないか?とメンバー的には満足しております。まぁこれもタイジ君のキャラがかなり殿下をこなすことの出来るキャラだった、というのも大きいと思います。僕個人としては、今のところギャグにならずに殿下をこなせる第一人者と認識した次第です。そしてこれも相当苦労するだろうと思われたピンクフロイドですが、これが意外に良い出来になり、メンバー皆、嬉しい驚きでした。ゲストで出演してくれた井手麻理子さんのみごとなヴォーカルによるスキャットの曲もばっちりでしたし、サンプラーなんて便利な物のおかげもあって、アルバムにちりばめられている効果音もそれっぽく出来ました。
さてこれを書いている時点では、まだなのですが、次の24日に行われるライヴではニール・ヤングの数曲をコピー。どうなるのか心配なのと楽しみなのとが混ざった現在です。
次に僕が参加しているもう一つのバンド、COUCH(元、平泉コージと東京)ですが、現在、順調に新譜の録音中です。前回のものはなんの飾り気も無く「素のままの良い曲を」というのがテーマの一つでしたが、今回は調子に乗っていろんなことにチャレンジ中、発表されるのは夏から秋にかけてになると思います。そんなレコーディング現場で今流行っているのが、なぜか「けん玉」。バンマスのコージ君が井の頭公園にて、けん玉名人の妙技、超絶技を目撃したのがきっかけですが、コージ君はその後すぐにマイけん玉をゲット(これはちゃんと日本けん玉協会公認の品です)、そしてスタジオにて、その目撃談とともに、いくつかの初歩的な技を披露したが為に、他メンバーにそのけん玉をいじらせたが為に、けん玉フィーバーが発生したのです。どうしてもマイけん玉が欲しくなってしまった他メンバー、つまりドラム小島君と僕(さらにレコーディングエンジニアの小寺氏までも)は、次回会う時までに僕らにも「マイけん玉を買ってきておくれよぅ」ということにあいなりまして、今ではめでたくそれぞれのマイけん玉の腕の精進に励んでいる次第であります。そのうち皆でけん玉検定を受けに行こう、なんて言っている始末。きっと次々と技をこなして行く小学生等に笑われながら、衆人環境のプレッシャーに押しつぶされて、泣きを見るのは目に見えるが....しかし、あれですよ、けん玉ってむちゃくちゃ精神集中にいいですよ、これが。
なんか録音前に良い効果があるような気がします。と言いつつ、スタジオ内の全員がカツカツカツカツ音を発てている様は相当異様ですが.....。
そんなわけでまた次回。
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投稿者 admin : 2004年4月18日 10:55