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2016年9月15日
Xotic California Classic XSC(#3)
ネック周りに引き続き今回はボディ、プラスティックパーツ周りについて詳細を紹介したいと思います。
BODY材
Body材はAsh Alderを選択できます。60's STをもとにデザインされており、塗装もAged加工も相まって(塗装のAgedに関してはまた次回詳細説明します!)抜群の雰囲気と抱えた際のエルボーとコンター加工は機械では出来ない最終仕上げによりスムーズで体にフィットしてくれます。
ディンキーサイズのXSに比べ、XSCはフルサイズボディを採用することにより、ヴィンテージライクなサウンドが得られ、トータルバランスが向上しています。
座って抱えた際にしっくりとくるような位置にエルボーカットがあります。Body端のアールも程良い丸みを帯びているので、ストレスを感じさせません。
Pick Guard
塗装に続き視覚的な特徴が一番に入ってくるプラスティック・パーツとしてピックガードが大きな部分を占めます。XSC Seriesでは塗装のAged具合に合わせて、職人による手加工でピックガードも一枚一枚Aged加工が加えられます。
Bodyのカラーに合わせ、明るさ、経年変化具合がカスタマイズされます。
オーダーの際には、Brown Tortoise、Mint Green、Parchment、Black、White、Vintage Creamなどが選べます。3Pや1Pなど各種取り揃えており、お好みのエイジド加工も相談出来ます。
Pick Up Cover
ピックガード同様ピックアップカバーもカスタマイズが可能です。
ヴィンテージに忠実に再現したような、Aged加工や、ピックガードとの兼ね合いも検討の上お好みの物をセレクト出来ます。
Parchmentは出来上がったばかりの新品のWhite程真っ白というよりは少し落ち着いたWhiteになり、全体を落ち着かせてくれる風合いですね。
Mint GreenやVintage Creamは長く使用し、変色した雰囲気を醸し出してくれます。
Knob,Switch Tips
ノブやスイッチ部も同様にセレクト出来ます。ピックアップカバーと合わせるもよし、ボディのAged具合に合わせて、汚れた感じも再現出来ます。
Bridge
ブリッジは基本的にGotoh GE101TS(11.2mmピッチ)を採用しています。6点止めにプレスサドル、という往年のヴィンテージの仕様です。
XSC用に変更されているところはサドルとスプリングを品質とサウンドの良さで定評のあるRaw Vintage Saddle(RV-112)とRaw Vintage Springs(RVTS-1)にすべて交換済みです。
サウンドに関しては、Saddleに関しては嫌なHighのギラつきが無く、落ち着いたMidが前に出てくれるサウンドにしてくれ、Springは4本ないしは5本(こちらはBodyや全体のバランスをみて変えています)にすることにより、重量の変化など(磁界等への影響も0ではないはず)により、しっかりとボトムのしまったサウンドへと変えてくれます。
まだ製造には至っていないですが、今後Gold Partsもセレクトできる様になるかと思います。
素材までこだわったブリッジということだけでサウンドが良くなるわけではありません。しっかりとした調整により大きくサウンドにも影響を及ぼします。最終セットアップには細心の注意と時間をかけて、ユーザー様の元にしっかりと届けられるようにセットアップしています。
Metal Parts
ブリッジ同様、その他の金属パーツにもエイジド加工が施されます。ただ単に錆びさせてスクリューなどの機能が低下する様なエイジド加工では無く、使用感があるエイジドです。(Super Heavy Agedなどでは多少錆びた物も今後は出てくるかもしれません)
Light AgedのBodyに合わせたPU Cover,Bridgeの金属パーツの質感が抜群です。
Xotic Original Joint Plateも一枚一枚エイジド加工が施されています。
Medium Aged、Heavy AgedのBody塗装には、このくらいエイジングされた、Bridgeが映えますね!
今回はここまでで、次回は塗装の種類です。
Light Aged、Medium Aged、Heavy Agedの写真などもUpしますので、オーダーの参考などにしていただけたらと思います。
最後に映像です。
Allen HindsによるDemoです!
投稿者 pcij : 2016年9月15日 00:45