2006年10月 3日
その2 いろいろな出会いとLAの必需品。
皆さん、こんにちは。
Tatsunoriです。カリフォルニアはすっかり涼しくなりましたもう10月ですね。
さて、今回も前回の続きを・・・
あれから空港に着いた僕は空港で送迎を頼んでいた語学学校から出た車でホームステイの家に向かうことになりました。
その車の中は英語を半年みっちり学ぼうとしている僕はがんばって運転手さんに話しかけましたがなんだかそっけない。
・・よく見たらその人はメキシカンでした。英語が喋れなかったのです(笑)
無言で30分ほどしたところで家に着きました。
・・しかし家の人がいない。どうすればいいんだ・・と思って出てきたのは寝ていた韓国人のハウスメイト。
彼と話をしているうちにホストマザーが帰って食事になりました。
僕がまず最初にした質問が「Where is Baked Potato?」でした。
さすがはLAの代表的なクラブ。それほど音楽に興味がないホストマザーも知っていました。
そしていろいろと聞いているうちにはこちらにはほとんどの音楽情報が載っている「LA Weekly」という情報誌があることを教えてくれました。
次の日。朝一番にスターバックスまでそれを取りに行きました。
それを見ると普通に「Scott Henderson」とか「Mike Landau」などの名前を目にしました。
・・・しかし遠い。僕はLAで過ごすには車が必要だとすぐに悟りました。
話は変わりますが、最初LAについたときは怖かったです。
ホストマザーに「こっちは行っちゃダメよ」とかいろいろ危険な場所を聞いていたので、
外に出たら死ぬ。とか思っていました。スターバックスまで行くのも正直怖かったです(笑)
車がないまま僕が最初にした行動は楽器屋を探すことでした。
語学学校の先生に聞いてハリウッドのギターセンターへ。
楽器屋を探した理由は音楽関係の友達を誰でもいいから増やすこと。
英語の勉強にもなるし。僕はギターを手にとって手始めに隅っこで勇気を出してアメリカで初めて音を出しました。
しばらく弾いていると黒人の人達が数名僕の演奏を見ていました。
その中の一人がギターを手に取りファンクでジャム大会が始まりました。
演奏が終わると電話番号を教えて貰ったり、店の外で話したりいい一時を過ごせました。
帰り道。心の中では終始「トモさんのレッスンやってきてよかった~」と思い続けていました。
・・・と同時に「あー怖かった」と(笑)
やはり携帯電話はどこにいても持っていたほうがいいですね。
番号交換が最初のほう出来ませんでした。
その後も通い続けてある「俺はベースをやっている」という黒人と友達になり、
彼の家に行き爆音で週末ジャムばっかりしていました。そのうちドラムも入りバンドでジャム三昧。
楽器屋に通い続けたのは成功でした。おかげで英語も上達しました。
何せ黒人の人達の英語は難しすぎるので普通の英語はきれいに聞き取れるようになりました。
英語といえば、同時に自分の足でいける音楽の聴ける場所も探していました。
No Coverのレストランに行きジュース一本で毎日ジャズを聞くことが出来る場所を見つけ毎日通い、
ある日、ジャズのうまいDougというおじいさんが演奏していました。
レストランなのでじっくり演奏を聴いてくれるのが珍しいのか僕に話しかけてきました。
話の成り行きからジャズを教えてくれることに。僕はMIに入るまで彼のレッスンを受け続けました。
音楽専門の英語勉強にもなったしジャズの勉強にもなりました。
しかし、やはり車は必要。彼はこちらの家でレッスンしてくれましたが、おじいさんだったので家まで行ってあげたかったのです。
そしてしばらくして僕は免許を取り、車を買いました。
ちょうど良かったのが通っているレストランで金髪のウェイトレスに「何であなたはいつも何も頼まないの!!」と怒られました。
そのとき僕は「No Cover、No Minimumなのに・・・アメリカ人って別に心広くないんだな」と思いました(笑)
去年の8月。
僕は入る前にMusicians Instituteに見学に行きました。
雑誌などで見た入り口。校舎。人々(金髪ロン毛のお兄さんたちが)。
僕のモチベーションは最高潮に達しました。
そして、見学を終えた帰り。
僕が見たのはこっちに来た理由でありこの旅の目標である人。
アレンハインズでした。
そのときはそれまでどんなことも一人で行動して自分から言っていた僕も
さすがに緊張して何も話しかけることが出来ず僕はそのまま家に帰りました。
車を手にした僕はいろいろなところに行くことになりました。
それはまた次回の話とします。
さて、あしたも早起きしていっぱい練習します。
学業は学生のなんたらですね(笑)
写真はそんなアレンハインズの最新のライブ画像です。
なんだか風が冷たく寒そうに演奏していました。
投稿者 tatsuxxx : 22:38