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2008年3月17日
その16 影響を受けたミュージシャン達 一
よし!今回は比較的速く更新できました(笑)
Tatsunoriです!暖かくなってきて元気いっぱいです!
LAMAに拠点を変えてから前以上にライブをよく見に行くようになりました。
たくさんのライブを見て意外な発見や僕自身良く知らなかったミュージシャンにたくさん出会いました。
そんな中でも特に影響を受けたミュージシャンについてちょくちょく書いていこうと思います。
やっぱり最初に書きたいのはなんといってもトシ・ヤナギさん!!
この人だけは本当にいろんな人に知ってもらいたいです。
ロベンと同じくらい・・・いや、それ以上にもなるときがあるくらい大好きです!
ベイクドポテトでは毎月第一日曜にShogun Warriorという
JEFF BABKO(KEYS)、JOHN DAVERSA(TRUMPET)、TOSHI YANAGI(GUITAR)
ベースやドラムはその時々によって変わるときがありましたが今は誰なんでしょうか?
わかりませんが、ジミー・ジョンソン(BASS)やトム・ブレックライン(DRUM)が印象深かったです。
本当に大好きで毎月見に行っていました。
ジャムバンドなのですが、毎回同じ曲なハズなのに全然違う雰囲気で演奏します。
その即興性のクオリティの高さといったらよだれが出てくるくらいすごいです!
毎回何かに挑戦しているようなそんなまさに「戦士」と呼ぶにふさわしい演奏を展開しています。
他にはトシさんはカフェ・コーディアルで「Mowgli」というJimmy KimmelのTV番組で一緒に演奏している
メンバーのバンドでたまに演奏します。
今はやっているのかはわかりませんが、僕がもう一つ好きだったのは
スティーリーダンでも活躍しているキーボーディスト、Jeff Youngのバンドです。
どのバンドもすばらしいのですが、
僕がいつも感じていたのはトシさんのソロの後は必ずと言って良いほどお客さんの反応が良いです。
聞くと叫びたくなるような、熱くさせてくるようなそんなソロを聞かせてくれます。
それって本当にすごいことだと思います。
一流のミュージシャンでも毎回お客さんを引っ張ることが出来る人はそれほど多くは無いと思います。
もちろんバックとしての絶妙なコードワークですばらしいですよ!
彼から学んだものは「気合」でした。
口ではうまく表現できないんですけど、ただ単に「ワーッ!!」って言うのではなく、
「気合を込めた演奏」というものを彼の演奏をたくさん見たことで学んだ気がします。
プロやプロを志すミュージシャンのほとんどが忘れてしまうものを彼は常に持ち続けていると思います。
それによって他のミュージシャンの見方も変わってきました。
その学んだ「気合」の部分も自然と焦点を当てて聞くようになりました。
その後もすごくお世話になりました。
このコラムの時が進んでいったらそれに触れていくと思います。
今回は演奏家としての紹介をしました。
これだけ影響を受けた人だから今度会うときはもっとしっかりした自分でありたいと
思って毎日がんばっています!
次回はJames Harrahさんについて触れたいと思います。
余談ですが、今週の金曜日にTスクエアの安藤さんのバンドに参加させていただきます。
僕は数曲しか演奏しませんが、安藤さんが好きな人は見に来てはいかがでしょう?
ついでに僕の演奏も見れると思います(笑)
ANDY'S
安藤正容(g)
マイケル河合(ds)、長谷川純也(g)
田中晋吾(b)
Guest 大沢たつのり(g)
会場:中野「LIVE CAFE 弁天 -BENTEN-」
日時:3月21日(金)
18:30開場 19:30開演
予約:¥3,000- 当日:¥3,500-(税込)
写真はShogun Warriorです。・・はぁ・・・また見たいなあ・・・
投稿者 tatsuxxx : 05:01
2008年3月 4日
その15 怖い場所でのセッション。
さーて。また間が開いてしまいました・・・
僕はなんとなく元気でやっています!
今回はブルースセッションについて書きます。
LAMAに入ってから「なるべく外に出るようにしよう」と思った僕は、
前にも話した「LA Weekly」でブルースセッションを探し、何も知らずに向かいました。
そこはどうやら黒人街だったようでなんだか雰囲気が怪しい・・・・
車を降りた瞬間人のいないはずの場所に男が一人・・・
「ズッ!」っと何かを吸ったので何やっているのかと思えば薬をやってるー!!
そして更に歩くとホームレスが現れました。
「兄ちゃん金くれよ~~」と言ってきましたが、他の場所でもよく聞かれるので
いつものように「NO!」というと・・「チッ!」っと舌打ちして・・・蹴られた・・・・
「何だ!ここは!」と思って足早に目的のバーへ。
名前は「Babe & Ricky’s inn」
なんだか1960年代から続いているとか。
なんとかの有名なAlbert Kingも立ち寄ったことがあるらしい。
入るとそこは変に薄暗くて、黒人がいっぱい。白人のほうが少なかったです。
な~んか雰囲気が重たい中、待ち構えていたのはオーナーのLaura。
もうおばあさんなのですが、噂によるとダメな演奏をするとステージからおろされるとか・・・
他の人の演奏は正直うまいとは言えない。
・・・しかし、なんだこの雰囲気は・・・
まさに、「ブルース」の真髄を見た気がします。
上っ面だけじゃない、何か演奏は下手なのに・・伝わってくるものがあって・・・
名前を呼ばれてステージに行くと、なぜか皆バーの方から見てる。
「に・・・睨まれているのか?」と思いながら、バンドリーダーが曲を指定。
演奏開始!!
終始バンドメンバーを見るか、目を瞑るか。
今まで見た演奏のせいか、心から溢れてくるものがあった。いままでに無い感覚でした。
辛かったこととか、悲しかったことが全部出て来て、必死で演奏しました。
演奏が終わると、拍手と歓声が降ってきた。
「あ・・・良かった。」
すると、オーナーから一言。
「あー。終わりか。」
と思ったら、
「もう一曲やりなさい。今度はあなたがリーダーで」
「えぇ!!!(歌えねぇよ)」
とにかくGのシャッフルを・・・なんだか変に緊張して失敗・・・・
でも、ステージを降りたらオーナーから一言
「You know what blues is.」
あの言葉は今でも忘れられません。
その時音楽のすごさ、すばらしさを感じました。
気持ちを込めれば思いは伝わる。
大事なのは伝えようとすること。
・・・本当に音楽の真髄の勉強になりました。
それからもちょくちょく行ってました。
もっと行ってればよかったな・・と後悔。
現在の僕は「今はどうかな?」って考えてしまいます。
・・・また行きたいな・・・・
投稿者 tatsuxxx : 04:31