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2006年12月05日
その6.5 音楽学校入学2
こんにちは!
今日はMIのいいところについて話したいと思います。
・・・と言っても、いいところが見えてきたのは転校を決めてから必修の授業の出席率を気にしなくなってからなんです。
MIにはほぼ午後の時間はある部屋でアレンハインズやロスボルトンなどの先生がその時間になると来て
英会話のグループレッスンのようなレッスンをつけてくれる「オープンカウンセリング」なるものがあります。
内容は自由。
ロスボルトンなどのファンクの先生はシーケンサーを持ってきて、それにあわせていろいろなバッキングテクニックを
教えてくれたり、アイディアに対してのアドバイスなどをしてくれます。
アレンハインズやスコットヘンダーソンのような先生たちも基本的には同じです。
シーケンサーにあわせて、その場で考えたコード進行とグルーヴでジャムをします。
これもやはりアドバイスや質問をすることが可能です。
自分のスタイルに合った先生を選ぶことが出来てなおかつ自由参加なので人数制限がないので誰でも参加できます。
先生とだけでなくうまい生徒ともジャムが出来たり、交流が出来ます。
その曜日、時間に合わせてくる先生が決められています。
本来は空き時間を使って参加するのでが、僕の場合、そちらをメインにしていました。
MIの最大のGoodなポイント。本当に良いシステムだと思います。
ジャズやファンクやR&B、ブルースなどどのスタイルでも自由にすごい講師たちからじかに学ぶことが出来ます。
カリキュラムがないのが良いのでしょうか?
・・・ただ、やはり最近は人数が多いので人気のある先生はすぐにいっぱいになってしまって
「立ち見」になってしまうこともしばしばありました。
僕はそこでアレンとよくジャムをしていました。
・・ただ、最初のほうはいいんですが、いつも終盤になると集中力が切れてしまうのか、
「15分休憩!ホントにすぐ帰ってくるから!!」とか言われてましたが、
案の定帰ってこないことが多かったです。休憩したら長くて1時間帰ってこないこともありました(笑)
でも、授業内容はさすが。的確なアドバイスでいつも考えさせられていました。
そのカウンセリングで「LPW(Live Perfomance Workshop)」というサインアップ制のアンサンブルのクラスの先生がいて
そこではその週の曲についての説明があったりします。
僕はこのオープンカウンセリングとLPWを中心にやっていました。
これもMIのすばらしいシステムの一つだと思います。
これはたくさんのスタイルから選んでオフィスで登録し、その時間に演奏しに行きます。
ジャンルはいろいろ。ロック(いろいろ種類があります)からファンク、カントリー、ブルース、ジャズなど・・・
掲示板に各LPWのその週の課題曲が張り出されています。
それを譜面を貰い、音源をライブラリでコピーして練習します。
それにも先生がもちろんついていて、曲の構成の説明やアドバイスなどを貰うことが出来ます。
なかでも、ブルースの先生(Keith Wyatt)はすばらしいブルースプレイヤーです。
彼からのアドバイスはどことなくトモさんに似ていたのでよくアンサンブルに参加していました。
慣れ親しんだスタイルと言うか・・・(笑)
そして、「Real World」という面白いアンサンブルがあって、
それにはほぼ毎週参加していました。
これは、一週間に曲が4曲くらい設定されていて、譜面を貰わずに音源だけを聴き、
そのアンサンブルの時間に譜面を貰い演奏する。と言うまさにReal Worldなシステムになっています。
先生がものすごく厳しい人で、ちょっと間違えたりすると演奏を止めて怒鳴りつけたり・・・すばらしい授業です(Mっけがあるのか? 笑)
基本的にファンクも厳しい先生になっています。
パターンがちょっと違うだけで止められて最悪降ろされたり。
個人的に厳しいのは大好きです。
だからこそ、MIのカリキュラムの内容が僕にとって歯がゆいものだったのです。
せっかくアメリカに来たのだから辛い思いをたくさんして帰りたい。
そう思ってこっちに来たので・・ショックがあったことは隠せません。
MIが良くない学校と言うわけでは決してありません。
現に僕が今行っている学校にも欠点があるのですから・・・・
それが今の時代なのかもしれません。
結局は・・何事も自分次第。
すぐに自分にとって厳しい道を作ることが出来てMIでの生活はそれはそれで充実することが出来ました。
そこで自分の知っていることを聞くことによって優越感のみを感じて帰るか。(どの国の人でもこの例は少なくはありません)
それとも自分なりに考えて行動するか・・・・すべては各個人に任されているんだと思います。
それがいまの音楽留学に求められているのではないでしょうか?
・・・・去年の12月。
レベル1にされて歯がゆい思いばかりをしている僕にチャンスが来ました。
(なぜか分かりませんが「レベル」が上の外人には人によって相手にされなかったりします。気分悪いです。 笑)
心の中では「MIへのリベンジ」をかなえることが出来るあるイベントが開催されました。
投稿者 tatsuxxx : 2006年12月05日 22:34