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2010年11月14日

歌舞伎

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生まれて初めて歌舞伎を見た。Kabuki Renaissanceと称してLA郊外の劇場で公演されたものだ。詳しくはこちら

歌舞伎は、日本が世界に誇る伝統芸能の一つであるということは知識としては知っていたが、敷居が高い感じがして今まで見たことは無かった。今回見た歌舞伎はそうした認識を覆し、本来あるべき「一般大衆のためのエンターテイメント」としての歌舞伎であった。主催者が「歌舞伎ルネサンス公演」と呼んでいることに納得である。

ショーは下記の通り3部に分かれており、2時間以上たっぷり楽しめた。

1)ワークショップ「三番叟のできるまで」:これは歌舞伎の「操り三番叟」に出てくる役者さんの化粧、衣装など舞台裏、楽屋の準備を再現し、また観客から何人かが実際にメークアップを体験できたり、歌舞伎の舞台裏、化粧のし方などを詳細に見せてくれた。大変おもしろく色々な発見があった。

2)歌舞伎舞踊「操り三番叟」:これは日本の伝統的なミュージカルと言えば良いのだろうか? 絶妙に、音楽と演者の息がピッタリ合い、なおかつコミカルで素晴らしいものだった。

3)歌舞伎「応挙の幽霊」:朝丘雪路、荻原流行と西川扇与一の3人しか出てこない舞台だが、めちゃくちゃおもしろい! テレビのバラエティーなどでしか見た事の無かった、ベテランの朝丘雪路と荻原流行がこんなに凄い役者だとを改めて思い知らされた。ストーリーもおもしろくコミカルで抱腹絶倒であった。

日本の伝統芸能にこんなに素晴らしいエンターテイメント性があることをもっと多くの人に知ってもらうと良いと思う。

投稿者 admin : 2010年11月14日 09:57