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2008年8月15日
山岸潤史がニューオリンズからやってきた!
私の世代で音楽好きな人は、1972年に京都で結成された「ウエストロード・ブルーズバンド」は知っている人が多いだろう。1972年9月のB.B.King大阪公演のオープニング・アクトの際にはB.B.King本人からアンコールでのセッションを依頼され共演し、その後日本を代表するブルースバンドとして多くの音楽ファンが魅了された。私も当時その一人の若者で、ギタリストの塩次伸二、山岸潤史のお2人に憧れたものだった。その一人の塩次さんとは、昨年LAでのレコーディングでお会いすることができ、その時のインタビューはこちらに掲載した。
そして、昨晩もう一人のギタリスト、山岸さんにお会いすることができた。彼は日本でのしがらみを全て捨てて、単身ニューオリンズでギター1本で頑張って来られた。今やニューオリンズだけでなく、アメリカ、ヨーロッパでもファン急増中の、Papa Grows Funk というバンドの全米ツアーでLAにも立ち寄られたのである。山岸さんのインタビューとライブ映像はしっかり撮ったので近いうちにサイトにアップしたい。インタビューで印象に残ったのは、「誰も知り合いのいない音楽の本場へ日本人一人で乗り込み、有名な地元バンドのギタリストとして世界中で活躍される様になるまでには、色々とご苦労もあったのでは?」とお聞きしたところ、色々な自分に起きる出来事を苦労と思ったことは一度も無いという様なことを言われたことだ。結局、苦労と言うのは、本人が苦労と思えば苦労になるが、本人がそれを楽しんでしまえば、他人から見たら苦労に見えても本人にとっては苦労でも何でもないということだ。
ライブはMINTというハリウッドの老舗で行われたが、2時間休み無しぶっ続けで、観客も超満員の中ずっと踊りっぱなしだった。今回のツアーはこのロサンゼルスはもちろんサンフランシスコもニューヨークも全てチケットは前売りで完売だったそうだ。ファンの観客は踊りまくると言っても年齢層はそれほど若くなく、20代から40代までと幅広い。山岸さん曰く、このノリがまさにニューオリンズだそうで、地元では3時間以上ぶっ通しでライブを朝方までやることも良くあるとのこと。夜中1時に終ったが、ロサンゼルスの皆さんは帰るのが早いねと言っておられた。汗びっしょりの笑顔で、これから吉野家の牛丼食べると言っておられた。私より5つも年上なのに、たくさん元気を頂いた、脱帽
Xotic Guitar "XT-1 Pure White"を弾いて頂いた。太い音が出ると気に入って頂いた。もちろん弦は山岸さんお気に入りのArkayである。
山岸さんの足下。BB Preamp多用されていた。
バンマス、キーボードのJohn Grosは常にRC Boosterを使っていた。ギター用ペダルだが、これはキーボード奏者にも是非お勧めだそうだ。
「ウエストロード・ブルーズバンド」が9月に日本でオリジナルメンバーでコンサートをやるらしい。もちろん山岸さんもニューオリンズから駆けつける。詳しくはこちらの塩次さんのサイトに書いてある。9月、日本に行けないのが残念!
投稿者 admin : 2008年8月15日 11:29