PCI USA

PCI - Prosound Communications Inc

menu

Michael Thompsonインタビュー


9歳の時に始めて買ってもらった思い出のギターとともに

<ロサンゼルスでは、まず最初に声がかかるという1st Callスタジオギタリスト。 Michael Thompsonが都合がつかないと、それから、別のギタリストに頼む例が多いそうです。そんな超多忙な彼にここまでに至る道のりを聞いてみました>

"MT Speaks"という新CDが2005年11月にリリースされました!
↓のMTの新サイトから購入できます。要チェック!
http://www.michaelthompson.cc/

PCI:今日はお忙しい中有り難うございます。 まず、いつ、どこで生まれ、いつからギターを始められたのかから聞かせてください。
MT:1954年に、ニューヨークのロングアイランドで生まれたんだ。 9歳の時、クリスマスプレゼントでギターをもらって、ビートルズを一生懸命真似したね。
(その時、もらったギターをまだ大事に持っていて、目の前で弾いてくれました。上の写真参照)

PCI:その時のギターはまだ大事にしてるんですね。
MT:実は、娘が9歳になって、この同じギターを彼女にプレゼントしたんだよ。 驚いたことに彼女、凄く上手い! もう作曲までできる様になったんだよ。 彼女の名前、サハラって言うんだけど、最近ではギターソロもなかなかの物なんだ。 

PCI:それは凄いですね。 9歳っていうのがマジックナンバーですね。 お子さんは娘さん一人ですか?
MT:二人息子がいて、上の子が19歳で大学生、下の子が16歳で今日本語を勉強中だよ。

PCI:二人ともギターを弾くんですか?
MT:いや、音楽は好きだけど、ギターはダメ。 やっぱりサハラがギターは一番。(笑)

PCI:マイケルが最初に音楽に接したのはニューヨークだったんですね?
MT:そう。 60年代をニューヨークで育ったんで、あの頃のすばらしいコンサートをたくさん見る機会があった。 フィルモアイーストとか最初のウッドストックも行ったよ。 音楽シーンとしては最高の時代だと思うね。 他のティーンエイジャーと同じで、バンド活動に夢中だったんだけど、16歳の時にニューヨークのRCAのスタジオでレコーディングの現場を見て、スタジオミュージシャンにも興味を持つ様になったんだ。 それから、19歳の時にボストンに引っ越して、バークリー音楽学院へ行った。 実は、今年、バークリー音楽学院が僕を表彰してくれたんだよ。 
(バークリー音楽学院から送られた表彰状を見せてくれる。)

PCI:これは、卒業生を表彰するんですか?
MT:卒業生が何年も経って、音楽業界で活躍すると、表彰してくれる様だね。 ジョン・ロビンソンとかニール・ステューベンハウスとかがもらってる様で、感激。 1974年から2年間バークリーに行ってただけなのに、何年も経ってから、こうやって表彰してくれるなんて本当に嬉しいねえ。

PCI:バークリーも粋なことやりますね。 バークリー卒業後はどうされたんですか? 
MT:6年ほどボストンに住んで、最初の2年はバークリーに行き、残りの4年はEllis Hallという盲目の人と一緒に彼のバンドでギターを弾いてたんだ。 彼はボストンのスティービンワンダーみたいな人で、当時ボストンでは人気があったね。 R&B、ファンクロックのオリジナルをやりまくったんだ。 そして、1979年にこの活動は終わったんだよ。 ロサンゼルスへレコーディングしに来た時、僕はそのままロスに引っ越し、他のみんなは、ボストンに帰ることになったから。