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Brad Paisley インタビュー

グラミー賞にもノミネートされ、カントリーミュージックの新星として人気の高いブラッド・ペイズリー(Bard Paisley)がロサンゼルスのEL REY Theaterで演奏(2/14/2002)するということで、サウンドチェックの時にお邪魔してお話を伺いました。 29才の若さでギタリスト、シンガー・ソングライターとしては既にナッシュビルでは絶大な評価を得ているとのこと。カントリーミュージックのアーティストはPCIのサイト初登場です。 初めてお会いし、インタビューでその人柄に惹かれ、その後コンサートを見て、単なるレコード会社が売り出したポッと出のスターでは無いことが判りました。 ギターも歌も本物でした。 彼のオフィシャルサイトはこちら

PCI:本日は超多忙なところ、お時間を取って頂き有り難うございました。 簡単にあなたのことを教えて下さい。 ギターはいつから始めたんですか?

Brad:8才の時だったかな。 祖父がギターをくれて僕の人生を変えたんだよ。 

PCI:影響を受けたギタリストは誰ですか?

Brad:チェット・アトキンズやレスポールなどの昔のギタリストの影響が大きいよ。 

PCI:今でもそういうギタリストの音楽を聴いているんですか?

Brad:もちろんだよ。 昔のグレイトギタリスト達の音楽は決して飽きる事ないよね。 

PCI:最近の音楽ではどんなものを聴かれるんですか? カントリー以外の好きな音楽は何ですか? 

Brad:色んな音楽を聴くよ。 やはりカントリーをよく聴くけど、古い昔のが好きだね。 バック・オーエンス、ロジャー・ミラー、マール・ハガード、ジョージ・ジョーンズなど。 モダンブルーグラスもよく聴くし、ジャズも大好きでよく聴くんだ。

PCI:特に最近活動しているミュージシャンで好きな人はいますか?

Brad:僕はいつもThe Desert Rose Band とHellecastersのジョン・ジョーガンソン(John Jorgenson)の大ファンなんだ。

PCI:毎年精力的に全米ツアーをされてどこへ行っても超満員ですが、ツアーが現在のメインの活動ですか?

Brad:そうだね。 現在は90%がツアーで、10%がナッシュビルでスタジオワークってとこかな。 スタジオで新しいものを創っていくのは好きなんで、出来ればもっとスタジオワークに割ける時間を増やしたいと思っている。 

PCI:ツアーはアメリカのみですか?

Brad:日本とヨーロッパのツアーもやったよ。 来年はオーストラリアツアーの予定もあるんだよ。 日本はまた近いうちに是非行きたいね。

PCI:日本はいつ行かれたんですか?

Brad:2000年の10月のカントリーゴールドフェスティバルに出演したんだ。

PCI:日本のどちらだったんですか?

Brad:熊本だったよ。 素晴らしい経験だった。 日本と日本人の皆さんには本当に感動したし、素晴らしいオーディエンスだった。 日本の皆さんの音楽が好きだっていうハートが本当に伝わって来た。 

PCI:日本では、カントリーミュージックのファンは大多数ではありませんが、聞くところによるとカントリーゴールドフェスティバルには2万人以上の人達が集まると聞いています。 日本のファンも楽しみにしている事と思います。 今後の予定を教えて下さい。

Brad:5月までに新しいアルバムをリリースするんで、その創作活動とレコーディングにしばらく忙しくなりそうだ。 そして、もっと良い曲を書き、もっと良いギターを弾くように努力し、ツアーで世界中を回るよ。 

PCI:そういう熱意が伝わるのでしょう。 本当に幅広い層のファンでどこへ行っても凄い人気ですね。 グラミー賞のノミネートおめでとうございます。 特に日本のファンの皆さんにメッセージがあればお願いします。

Brad:僕のやってる音楽を日本で知ってる人がいるなら本当に嬉しく思う。 カントリーミュージックを好きな人も日本には必ずいると思うので、近いうちに日本へ行ってまた演奏したいね。 その時はよろしく。  

PCI:Dr.Zアンプを大変お気に入りとのことですが、Dr.Zとはどのように出会ったんですか?

Brad:最初にDr.Zを使ったのは3年前だった。 ナッシュビルの楽器店で見つけたんだ。 それまでは1962年のいいVOXを使ってたんだけど調子が悪くなったんでツアーでDr.Z アンプを試してみたんだ。 しっかりDr.ZアンプがVOXの替わりを務めてくれたよ。最初はMazeratiが気に入ったんだ。

PCI:Dr.Zアンプはどう良かったんでしょうか?

Brad:僕の望むクラシックなサウンドを再現してくれたんだ。Dr.Zは余分なものを一切加えずクラシック回路をそのまま再現し、且つDr.Zの個性も加わり魅力的なアンプになっているんだよ。最近ではMazeratiが僕のメインアンプとなってるんだ。 

PCI:Mazerati Comboですね?

Brad:そう、今はComboだよ。 最初はMazerati Headを使ってたんだけど、去年Dr.ZがComboを作ってくれたんだ。 サウンドは古いVOXのクラスA回路的サウンドに近いんだが、もう少し太くなっているんだ。  そこが大変気に入って、特に僕はいつもテレキャスターを使うんだけど、ピッタリ合うんだよ。 

PCI:ライブでは必ずDr.Zアンプを3台使ってみえますよね? 曲によって使い分けてるんですか?

Brad:いや、いつも3台一緒に鳴らしているんだよ。 ステージではちゃんと良いモニターを設置してあるんだけど、毎晩大音量でライブを演ってるとだんだん耳が悪くなってくるんだ。 そこで、ステージの上でもいつも良い音が聞こえる状態にしておきたいんだ。 またヴォーカルサウンドもギターと分けて聞こえるようにしたい。 また、レコーディングで出した音をできるだけライブでも再現したいんで、色々試してみた結果Dr.Zアンプをトリオで使う事にしたんだ。 フロントにも音がよく出てくるので、オーディエンスにとっても良いサウンドになっていると思うよ。 両端2台がMazerati Comboで、真ん中がMAZ-18 Comboにしてあるんだ。 

PCI:これは大変興味深い話です。 もう本番ですね。 ライブ楽しみにしています。

BradとテックのChris

(この後、全員総立ちの超満員のシアターでライブが始まり、ブラッドの歌、ギター、語りに皆が熱狂しました。 将来楽しみな人です。)