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David T. Walker
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現在のPOP, SOUL, R&Bのギターサウンドの形を創った David T. Walker。 世界で最高のFILL
INをPLAYできる天才ギタリストが、今でも気に入った仲間とレコーディングをしていました。 Kenji Nakaiの自宅のスタジオでレコーディング中のDavidに近況を語ってもらいました。
(彼の略歴はこちら)
PCI:MOTOWN MUSICがあなたのギターのルーツと思うのですが、やっぱりMOTOWNが最高ですか?
David:僕がプレイしたMOTOWN MUSICはみんな楽しかったねえ。 その当時はフレッシュで新しかったし本当にエキサイトした。 60年代前半のことだったね。 マービン・ゲイの様な有名な人だけじゃなくて本当に色んなミュージシャンとやったよ。
PCI:その頃特に印象に残っているアーティストは誰ですか?
David:みんなそれぞれ大好きだよ。 印象的な仕事と言えば、1967年に初めて日本に行って東京ユニオンバンドと一緒にMOTOWN MUSICをやったことかな。 その時はスティービー・ワンダーも一緒だったね。
PCI:日本の第一印象はどうでしたか?
David:桜の花が咲いてた時期でとても綺麗だったよ。
PCI :4月ですね。 その後、80年代初頭からクルセイダーズの来日を通して日本でもファンが増えていったと思いますがジョー・サンプルとの再演の予定は無いんでしょうか?
David:特に一緒にやると言う予定はないね。 80年代後半にクルセイダーズをやめてからは彼とはやってない。 時々電話では話をするし別のアーティストとの仕事で偶然一緒になることはある。 Good
Old Friendだよ。
PCI:旧友ですね。 クルセイダーズで日本行く時は、ベースはラリー・グラハムでしたよね。
David:そう、あの頃は年に2回は日本に行っていたけど大体ラリーだったね。
PCI:ラリーはMOONのベースを使ってましたよね。
David:そうだったね。 よく覚えてるよ。 クルセイダーズではラリー・グラハムとスタンリー・クラークとやったけどそれぞれ個性があって面白かったよ。
PCI:ロバート・ポップス・ポップウェルとは?
David:アルバム作りでは一緒にやったことがあるけどライブではないね。 僕がライブやり始めた時には彼はもうクルセイダーズにはいなかったから。
PCI:日本でライブをやってる頃のクルセイダーズは本当に最高でしたよね。 ギターはバードランドを使ってみえて、今はARTEX
ですね?
David:そう。 90年頃まで25年間バードランドを弾いてたんだ。 それから日本のARTEXが僕にギターを作ってくれたんだよ。
PCI:ARTEXシグネチャー・モデルとバードランドの違いは何ですか?
David:僕のARTEXはバードランドをモデルにして製作された製品なんだよ。 ギブソンと同じハードウェアとピックアップを使っている。 ボディーはちょっとARTEXの方が小さめにしてあるよ。 ちょっと小さめのやつが欲しかったので、そう頼んだんだ。
PCI:両方ともショートスケールのネックですよね。
David:その通り。