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2008年4月10日

Fender Mexico MOD

今回は山野楽器千葉店様との企画のご紹介を。

E.W.S.の仕事を気に入っていただき日頃よりお世話になっているのですが、「『こんな風に調整されたギターは弾きやすいですよ〜、こんなパーツを使うと良いですよ〜』みたいな感じで見せられる楽器が店頭にあると良いよね〜。」という会話から温められていた企画をついに実行しました。
店員の橋本さんのご希望で、最初の一本はFender Mexicoのストラトに決定。
「どこをどうしましょうかね〜?」(E.W.S.) 
「う〜ん、MexicoをCustom Shopに(笑)」(橋本さん)
なんて事を話しながら、手を加えていく事に。
今回は何から何まで変えてしまうようなモディファイというよりは、少し手を加えて精度を上げるという、アップグレードのような企画になりました。

まずはナットをオイル牛骨に交換(腕の見せ所ですね。お客様に大変好評です。)
nut.jpg


そしてブリッジサドルをRaw Vintage Pure Steel SaddlesのRVS-112(11.2mm)に交換
(11.2mmピッチのブリッジに10.8mmのサドルがついていたので、全体的に内側に寄っていました。その様子が見た目にもちょっと...だったので有無を言わさずに交換です。)
raw vintage.jpg


電気系統ですが、VolumeポットをSmooth Volume仕様に(PotはCTS製がついていたので、それを活かしました)、ToneのコンデンサーをSprague Oil Capacitor-Black Beauty0.047mfd(Xotic/XP-SB-473)に、配線材をCloth Wireに、ジャックをSwitchcraftに変更しました。
配線1.jpg


そうして組み上がったギターに弦を張ろうとしたところ、フレットのバリが気になる!という事でバリ取りを。
ネック.jpg


弦を張ってピックアップの高さやオクターブなどを細かく調整し、完了です。
pu.jpg


いよいよ納品の時...。「おっ、生音が太くなった!?音が落ち着いてるし太くなってる!!変わるもんだね〜、いいね〜!!」と満足していただけた様子で、次回企画についての話が色々と出て来るのでした。
近々、また何か紹介出来ると思います。

guitar.jpg


橋本さんです。
hasimoto.jpg


このギターは山野楽器千葉店に展示してありますので、お近くの方や興味を持っていただいた方は、是非一度お試し下さい。
詳細は山野楽器千葉店の橋本さんか秋葉さんにお問い合わせ下さい。

投稿者 ewsjapan : 2008年4月10日 16:37