第3回『真夏のシグネイチャ−モデル』

***シグネイチャ−はわがまま?***

夏真っ盛りです。夏大好きすぎ人間の私としては実に楽しくやっております。
仕事が休みの日はもちろん、午後からって時も朝からプールいきまくり、やきまくり、ビール飲みまくりです。いやいや夏の男やっておりますよ。

先日プールでお昼にうどんを注文した時にウェイターのおにいさんが絹さや抜きますか? ときいてきた。(ここのうどんは絹さやが標準装備)うどんなんてめったに頼まないけどたしかに抜いてもらってたな〜。よくおぼえていてくれたな〜。と思い出し、お願いした。

あー、そういえば私はさまざまな場所でこのようなわがままを言って自分のモデルをつくってもらっているなーと思い反省しそうになったがしなかった。なぜなら私はギタリスト。自分のシグネイチャーモデルがあってもいいはず。あまりギターのシグネイチャ−モデルは好きではないが、、、。(すごい理屈)

ちなみにどんなモデルを作ってきたのだろう。
やはりよく行く店にそれらは存在するだろう。呑み屋ではどうか。以前隣の客が『きゅうりもみをマヨネーズで。』という衝撃的なオーダーをしていたのを目撃した事がある。ある店で私が冷や奴をたのむと店のおやじが『例の奴?』ときいてくる。どのようなものかというと、たいした事はなくて薬味はしょうがのみ、しかも針のように細く刻んだもの。そしてこれが重要だがしょうゆではなくそばつゆを別皿でもらう。そばつゆは3倍濃縮でなくてはだめ、というもの。これを注文していた店はここのところしまっている。他にはピーマンチーズ肉巻きピーマン抜きというおこちゃまのようなもの、これは仕込みからやらなければだめなので忙しい時などは遠慮している。あとにんじんの漬け物が食べたい時などは前の晩にぬかどこに仕込んでおいてもらったりする。

よく行くラーメン屋にもコータローモデルは存在する。酔いが深い時によく行く店、かなり酔って行くのであまり多くは食べれない。麺は半分、具はチャーシューとネギのみ。(ここは九州ラーメンなのでそれっぽいものが本当は入る。)味は濃いめ。味付け玉子は別皿。ここにうちのリーダー加藤氏が食べにいったら勝手にコータローモデルにされて物足りなかったらしい。

またあるラーメン屋ではハードと呼ばれているモデルがある。つけ麺でかるく一味が入っているのだがこれをかなり増量してありスープもかなりあぶらの多いところからいれてもらっている。麺がかなり多いので5分の3にしてもらっている。近所のせとものやのおやじは5分の2にしていた。チャーミングなおやじだ。

大好きな中華屋がある。ここの場合マイモデルというかメニューにないものを喜んで作ってくれる。カツ丼、ドライカレー、目玉焼きライス、全然中華じゃない。ツアーから帰るとすぐに行きたくなる。こういう遊び心(わがまま?)にかるーく余裕でこたえてくれる店が大好きだ。
なぜかギターのシグネイチャーモデルは興味ないなー。

お気に入りのラーメン店。特に外見のしぶさはどうだ。ちなみに本文とは関係ありません。


***真夏の香り***

夏ににおいというとやっぱり香取線香ですかね。でも最近はあんまりみないしな。
プールサイドにただようやきそばのにおい? 私の場合はなんといってもあるシャンプーのにおいなんですね。 そのシャンプーというのはピンクレディーが宣伝していたシャワランビューティーというもの。
当時(1978年14才)ピンクレディーの大ファンだった私はアイスは宝石箱、飲み物はペプシと彼女達の宣伝している物はすべて愛用していたんですね。子供だったなー。
そうこのシャンプーかなり激しいにおいがしたものです。今程微妙なにおいとかない頃ではっきりしてたんですね。色もものすごい緑。この緑がメロンソーダとまったく同じ色で夏っぽい。夏休みに1日中遊んだしめとして友達と銭湯にいってシャワランビューティーで髪を洗うとなんか胸がキュンとしたもんです。
あれは恋ですか? 何に? やっぱり夏に、、、。

ギターのサポートをしている浅田信一くんと筆者。彼が手にしているのは63年のテレキャスカスタム。
すごいぶっとい音がします。しぶいね。

(今までの連載はこちらをどうぞ。)
(コータローさんのインタビューはこちらです。)