第11回目:日本1番やぁーーー!!
皆さん、ご無沙汰です。
バタバタしていて原稿が遅れました。
ごめんなさいね。その分、今日はたっぷりと書きます。
つい先日、12日間ほど日本に帰っていました。
本当は里帰りが目的だったのですが、
この秋に、いくつかCDリリースがひかえているため、
一生懸命お仕事もしちゃいました。(笑)
子供達と日本で遊ぶ時間もきちんと大切にしたかったので、
今回のお仕事を仕切って下さったビクターエンターテインメントの
スタッフの方々に、そのところを前もってよくお願いしてありましたので、
自分の自由時間をさほど犠牲にする事なく、
良い感じでお仕事させていただき、感謝しています。
日本は凄いです。
なんたって、あの”お客さまは神様です”精神には、
心があらわれる思いがしました。
一体何の事かわからない?
説明します。(笑)
今回、バンダイビジュアルの20周年イベントに
ゲスト出演させていただいたのです。
とても大切にあつかっていただけて、ここでも感謝感激だったのですが、
何と言っても凄かったのが、名古屋で1泊したホテルのサービスの良さ。
あまりに凄いので、私はあたふたと慌ててしまったくらい。(笑)
まずホテルにチェックインした時点では、それほど気が付かなかったのですが、
一夜明けて、翌朝ロビーに降りて来たその途端に、
女性のホテル従業員の方が、『お出かけですか?鍵をお預かりしましょうか?』と小走りで駆け寄って来ました。
寝ぼけまなこの私は、意表をつかれて、マジで『おおーーーっ』と、後ずさり。
数歩進むごとに、数人の従業員の方にそのようにお声をかけていただき、
やはり(むむ、さすがは日本のカスタマ サービス、、、、)
と唸ってしまったのです。
立ち寄った全てのお店、助けて下さる従業員の方が沢山いて、
とても感じがよかった。
ロスで買い物に出かけたりすると、(冗談でしょ?)
的な思いをする事がよくあります。
人手の足りなさや従業員の人達の傲慢さ?
他にも原因があるのでしょうけど、”お客さまは神様です!”
という雰囲気はあまりしませんね。
呼び止めても返事さえしてくれない従業員の方や
(仕事をしたくないから、聞こえないふりをするのかも。)、
質問しても真剣に考えて答えてくれない人など、めちゃくちゃ多いです。
せっかく同じ時間帯働いているのなら、
楽しく有意義に、人々から愛される仕事をした方が幸せだと思うのですけど、
人それぞれ考え方が違いますものね。
実は、今回のコラム用の写真をスキャンしようと思ったら、
スキャナーが全く言う事を聞いてくれない。
製造元に電話をしたら、保証期限が切れているので
ひとつ質問をすると25ドルかかるという。
で、自分でその会社のホームページなどに行っていろいろ試してみたけど、
どうやら、完全に壊れてしまっているよう。
(きっともうダメね。)
意を決して近くのオフィスストアーへ!
私は音楽制作の都合もあってマッキントッシュを使っているので、
マックに対応するスキャナーでなくてはならないのですね。
まずその店で、たったひとり、
スキャナーについて答えられる従業員の人の手があくのを待つ事約30分。
ようやくつかまえたと思って話をしたら、
マック用のスキャナーは扱っていないという。
『そんなーーーー。』
あきらめず粘っていたら、
『ああ、これ、これ』とあちらで一台だけ発見。
私『オリジナルの古いアイマックなんだけど、大丈夫?』
彼『オーケーオーケー。ほらここにimacって書いてあるでしょ。』
でも、その商品は誰かが一度買って返品したみたいに荒々しく箱が開いていた。
私『これじゃなくて、新しいのを奥から持ってきてね。』
彼『オーケー、オーケー。』
待つ事10分。
彼『これで、もう最後なんだよね。新しいのはないんだ。』
私は以前そのような事を言われて、言い包められて買ったテレビが
完全に故障していた経験の持ち主なので、
私『だめ、だめ、、、新しくなくちゃ。』
と言ってはみたものの、どうしてもスキャナーは必要なので
私『本当に中身、大丈夫?』と、弱気に。
そうしたら、
彼『大丈夫、大丈夫。』
私『値段下げてくれたら買ってもいいかな。』
彼『オーケー。5%ひいてあげる。』
やっとの事で買い物を終えて、でかい箱に入ったスキャナーを
よっこらかついで帰宅後、すぐさま中身を点検したところ、
入っているはずの部品が二つも見当たらない。
”ガーーーン!”
(でも、待てよ。その部品はコピー時に使うものかもしれない。
返品するにしても、何枚かスキャンしてからにしよう。)
インストールを何度も試みたが、
”インストースは成功しませんでした。インストースは成功しませんでした。”
くり返しくり返し、おちょくるように出てくるダイアログ。
”バッキャロー!”
遂にその機種は、私のマックには使えないという事が判明。うるうる。
私は、疲れ果てたスポンジボブ(私の好きなカルトゥーン)の様相で、
再び、今度は返品のためオフィス屋へ走ったのでありました。
こういう事はロスでは日常茶飯事。
いちいちイライラしていたら、体が持ちません。
今では、『ああ、またか、、、、ハハハハハハ〜〜〜〜〜〜!!!』
と高らかに笑える術まで身に付けました。(本当か?笑)
日本に住んでいる皆さんは、きっとわからないだろうなあ。
日本のお客さまサービスは世界1です!!
ショッピング!
何たって、私にとって里帰りが海外旅行のようなものですから。
今年の夏も、原宿のラフォーレを目指しました。
(余談ですが、私は学生時代、原宿に住んでいました。ああ、夢のようだわ。)
ところが、何とその日は臨時休業日。
わざわざ、えっちらおっちら電車を乗り継いで出掛けたので、
それはそれはがっかりしました。
その上、(まさか、あそこは開いているだろう。)と思って
帰りがけに寄った上野丸井までもしまっていた。
そのかわり、子供達が目指した”キディーランド”はしっかり開いていたので、
私達は、そこで大いに時間を使う事に。(笑)
後で考えてみたら、あの日は水曜日だったのですね。
日本は水曜が定休のところが多いという事を、
アメリカ生活をしていてすっかり忘れてしまっていました。
でもしっかり挽回したのでご心配なく。
先ほどお話したイベントのために出向いた名古屋のパルコで、
私はこれでもかーーー!というほど、(もちろんお財布の中身を
心配しながら)ショッピングをしました。
ヒステリックス、オゾンコミュニティー . . . .etc.。
その数時間後に、ステージに上がって歌うなんて信じられない勢いで、
パルコを歩き回っていましたよ。
しかし、日本のお洋服は素晴らしい。
色づかいがいい。デザインも違う。
ヨーロッパの流れをくんでいる感じなんですよね。
その日は、上から下まで名古屋のパルコで買ったお洋服を着て、
気分よくライブが出来ました。ああ、楽しかった。
さて、この夏は、
いつも応援した下さっているコアなファンの方々との交流も深めたくて
ファンクラブミーティングなどもしました。
これから来年のデビュー20周年に向けて
みんなで力合わせてがんばろーー!!と誓ったのです。
さて、先ほどからお話しているリリースですが、
すでに9月4日には
シングルEternal Love ー光の天使よりー
(ビクターエンターテインメントVICL35428)
が発売になり、出だし好調のようです。
これは、ブロッコリーという会社が製作したゲーム
”ギャラクシーエンジェル”のテーマ曲。
カップリングは私の書き下ろし”天使たちの休息”です。
是非、応援して下さい。
それを引っさげて、10月27日には横浜アリーナに登場します。
11月には、私のプロデュース作品(現在制作の大詰めに入っています。)、
Mari Iijima Sings Lynn Minmay(参加ミュージシャン Tim Pierce(G), Mike Porcaro(B),
Robin DiMaggio (Dr) 他)
が、同じくビクターエンターテインメントより発売になります。
ようやく今日レコーディングを全て終え、
(同時進行でミックスダウンもしていました。)
あと2日間のミックスとマスターリングという作業を残すのみ。
信頼しているスタッフ、ミュージシャン達に支えられながら、
プロデューサーとしての本領を発揮できた作品。自信作です。
来月は、その制作話を写真を交えながらお伝えしますね。
(それまでには、きちんとスキャナーを用意しておきます。笑)
今回は、ファンの方々がメールして下さった写真を御披露します。
御協力ありがとうございました。
私から、いつも応援してくださっている皆さんへ。
”お客さまは神様です!”
それでは、また。
May peace prevail on earth.
From Los Angeles with Love
Mari Iijima
www.marimusic.com
イベント後、名古屋駅までお見送り(追っかけとも言う?笑)してくれた熱いファンの皆さん。真中にいるのが私。こちらから見て私の右前にいるのが、20年近く私のスタッフを続けてくれている松本光代さん。
ファンクラブミーティングでは、ファンの方々ほぼ全員とこのようにツーショットを撮りました。
(真理さんの今までの連載はこちらまで)
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