第16回目:挑戦し続けるという事
『自分のステイタスにいつまでもしがみついちゃってさ。』
自分についての中傷文をどこかで読んだ覚えがあります。
読んだ時は非常に傷つきました。
(しがみつくって、どういう事だろう。)と
真剣に考えたりもしました。
なぜその事を急に思い出したかというと、
今朝、"挑戦し続ける" という事についてふと考えたからです。
(なぜ私は挑戦し続けるのか。)
答えはかなりシンプルです。
それは、まだやりたい事があるから。
努力を続け、小さな一歩を積み重なれば、
やりたい事に手が届く!という事を、
身を持って体験しているので、
挑戦する事をやめるという事は、
生きることを諦めるというのに近いです。
俳優としての修行を積み重ねています。
夢中になったのは、ここ2、3年の事ですが、
演じることへの情熱は、その頃から全く色褪せていません。
脚本やさんに行って、山のようにある本の中から次に演じる題材を選ぶことから、
パートナーの家へ言ったり来たりのリハーサルまで、
おっくうに感じた事は何一つありません。
ハリウッドにうじゃうじゃいる何十万人の俳優達の事を考えれば、、
『レイトスターターの私に、運は巡ってくるの?)と不安になる事もあります。
しかも最近は、日本から俳優さん達を直輸入という事も多いようなので、
狭き門には違いないですよね。
でも、ネガティブな情報は、すぐに心から追い出すように努めています。
自分はどう光るか。
それは、本物でいたいという事です。
本物ってどういう事? ニセモノじゃない事!(笑)
私にもうまく説明できません。(叱らないでね。)
しっかり勉強をして、そして、その基礎がある事によって自信を得て、
その上で自分らしくいられる事。オリジナルな存在でいる事。
音楽も同じです。
最近、ちょっと興味があって、日本のある人気シンガーソングライターのDVDなんかを、アマゾンに注文して手に入れたりしてみました。
なんだか、自分のとっても若かった頃を彷佛とさせたなあ。(笑)
こわいものなし!という雰囲気が、ちょっと生意気チックで可愛いかった。
私も、デビューしたての頃は、本当にこわいものは何もなかったです。
来る仕事来る仕事、何でもやって。
だからイメージ的にいろいろばらついちゃったのかもしれないけど、
デビューしたての頃は、そういう事、わからないものですよ。
でも、彼女には、
そのあたりのイメージコントロールを手掛けるスタッフもきちんといるようだし、
彼女自体、頭がとっても良さそうなので、心配はないでしょうね。
曲もいろいろ聞いてみましたが、面白いことに
どこかで聞いたことのあるメロディー(80年代の洋楽ヒットチャートもの?)が、
キルトのように繋ぎあわされているような感覚の曲達も。
彼女が影響されたアーティストの影がちらほらと見えました。
それもいいと思います。
まだまだ発展途上人という感じで、ファンの方々は次なるステップを
楽しみにしているんでしょうね。
さて、彼女のDVDを見終わって、私は自分の最新楽曲達を、
ちょっとテストみたいに(笑)聴いてみちゃいました。
さすがに、落ち着いている。(ははは。)
でも、詩がメロディーにのると、どれもが一点ものの油絵になる。
まだまだいける。大丈夫。(笑)
4月、5月と音楽に集中してアルバムを完成させます。
今度のアルバムは、今までのものとは大分違うな。説明が難しい。
ほぼ全曲ラブソングになる予定なのだけど、
悲しいラブソングはひとつもないはず。
私、2年近く、誰ともデートも恋愛もしてないんです。
(Does it sound sad?I'm not sad at all.)
だからこそ、恋愛のストラグル(苦悩)もない。
過去の恋について書くつもりは最初からなかった。
だって、過去の事だもん。
人間、生きていて、簡単そうでするのが難しいのは、
今を生きるという事じゃないかな?
過去でも未来でもなく、今とだけつきあう事。
最近、それが出来るようになったのでとっても楽。
過去への後悔も、未来への恐怖もない生き方。
今回のアルバムには、なんだかんだ苦労しながら付き合ってきた
ボーイフレンド達は一切登場せず、アルバムまる一枚、
本当に好きな、何の妥協もなく大好きなあの人に捧げる
10曲のラブレターという感じになるでしょう。
さて、一体誰でしょう。
スヌ-ピーかもね。(笑)
P.S.
小さな一歩を続けていたら、2本、映画出演が決まりました。
夏に日本で撮影予定の木内一裕監督作品 "Green Tea-r"
それから、今月末に撮影開始予定のアメリカインディー作品
"Hollow Walls" 皆さんも、夢を追い続けてね。
真理 4/8/2003
(真理さんの今までの連載はこちらまで)
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