第24回 Judy Collins

Judy Collins(ジュディ・コリンズ)は60年代を代表するフォーク・シンガーの一人です。彼女は子供の頃からクラシック・ピアノの演奏について非凡な才能を持っていました。しかし、15歳の時にフォーク・ミュージックに関心を持ち、彼女が22歳の1961年に最初のアルバム「A Maid of Constant Sorrow」 をリリース。そのアルバムと次の「The Golden Apples of the Sun」はCollinsがアコースティック・ギターを演奏しながら、純粋で甘いソプラノで歌うトラディショナル・フォーク・アルバムです。「Judy Collins #3」からはRoger McGuinn(ロジャー・マッギン)なども参加して、時代に合わせた音楽に変わりました。Collinsの音楽性は、劇場音楽やLeonard Cohen(レナード・コーエン)の作品を取り上げて1966年にリリースされた「In My Life」によってさらに広がりました。彼女の最初のゴールド・アルバムは1967年の「Wildflowers」でした。

70年代までに、Collinsは素晴らしいオリジナル・ソングを発表し、フォーク・シンガーであると同時に芸術家と認識されるまでになりました。彼女の幅広い音楽性はトラディショナルなゴスペル・ソング「Amazing Grace」、ミュージカル・ソング「Send in the Clowns」、そしてオリジナルの「My Father」「Born to the Breed」等で知る事が出来ます。Collinsはデビュー依頼ずっとElektra Recordsからアルバムをリリースしていましたが、1990年にColumbia Recordsと契約し彼女の23枚目のアルバムになる「Fires of Eden」をリリース。その後、1993年にGeffenから「Judy Sings Dylan...Just Like a Woman」、2000年に「All on a Wintry Night」をリリースしました。

Collinsのコンサートは、ピアノの演奏をバックに彼女自らアコースティック・ギターを弾きながら歌うというシンプルなものでした。それがかえって彼女の美しいソプラノ・ヴォイスを引き立てます。Collinsの使用しているギターはJudy Collins Modelだと彼女は言っていました。そのギターを時折チューニングしながら、Jimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)とコンサートのバック・ステージで会った時の話などを披露しつつCollinsは名曲の数々を歌いました。観客達も彼女の歌声に合わせて歌を口ずさむ等、終始リラックス・ムード。アンコールではLennon-McCartny(レノン‐マッカートニー)作の「In My Life」を叙情的に歌いあげ観客達に感動を与えました。

Judy Collins公式ホームページ
http://www.judycollins.com/

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Photo by Hiroshi Mochizuki

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