第4回 Soul Asylum

Soul Asylum(ソウル・アサイラム)はギタリストのDan Murphy、ベーシストのKarl Mueller、ドラマーのDavid Pirnerが1981年にMinnesota州Minneapolisでその母体となるバンドを結成して10年あまりでTeenage garage bandからMultiplatinam-selling rock starの仲間入りをはたしました。

バンドのデビュー・アルバムは1984年にGrant Youngをドラマーとして迎え入れ、Pirnerがリズム・ギター、ボーカルとなりTwin Toneから発表された"Say What You Will, Clarence...Karl Soul the Truck"。その後、彼らは数えきれないU.S.クラブ・ツアーをこなしながら"Made to Be Broken""While You Were Out"などのアルバムを発表しました。

新たにA&M Recordsと契約した彼らは"Hang Time""And the Horse They Rode In On"の2枚のアルバムを発表。しかし、いくつかの大学のラジオ局が注目したものの成功には至りませんでした。この頃、PirnerとMurphyはアコースティック・デュオ"Murphy and Pirfinkle"という名前で中西部をツアーしています。

彼らは1992年にColumbia Recordsから"Grave Dancers Union"を発表します。結果はMultiplatinum recordsになる大ヒット。アルバムからのシングル"Runaway Train"はチャートの5位、アルバムは11位となり彼らの人気を決定付けました。
ドラマーがYoungからSterling Campbellへ変わり1995年に発表されたアルバム"Let Your Dim Light Shine"はチャートの6位、シングル"Misery"もトップ20入りをはたしました。その後、1998年に"Candy from a Stranger"を発表しています。

Soul Asylumのコンサートは、彼らが数多くのクラブ・ツアーをおこなってきた実績を裏付けるかのような、ライブ・バンドとしての底力を余すところなく発揮する素晴らしいものです。全体としてはパワーみなぎるステージですが、その中にもじっくり聴かせる曲を入れるなど心憎い構成。メンバーの中で特に目を引くのがほとんどの曲を作曲しているリード・ボーカルのPirner。彼はアコースティック・ギターを弾いたり、キーボードを演奏したりと、そのルックスの良さと重なってカッコいいの一言です。コンサートのハイライトはもちろんヒット曲の"Runaway Train"と"Misery"。私はこの2曲を聴くといつも切ない気持ちになります。

まだSoul Asylumを聴いたことのない方にはアルバム"Grave Dancers Union"と"Let Your Dim Light Shine"を薦めます。どちらも粒ぞろいの楽曲が収録されていて彼らの魅力満載。女性ファンの多い彼らですが甘いだけではありません。
Soul Asylumホームページ
http://www.sonymusic.com/artists/SoulAsylum/

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Photo by Hiroshi Mochizuki Copyright 2002 Hiroshi Mochizuki

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