第21回 T.M. Stevens
派手なベース・プレイでお馴染みのT.M. Stevens(T.M.スティーブンス)は、自身でソロ・アルバムを発表しながら、同時に何人ものポップ、ロック界の超大物たちとも共演しています。Stevensの名前が知られるようになったのは1980年代にJoe Cocker、James Brown、Nona Hendryx、Taylor Dayne、Cyndi Lauper、the Pretenders、Billy Squier、Tina Turnerなどのアルバムでプレイしてからです。 Stevensは1990年代に入ってからもセッション・ベーシストとしてBilly Joel、Steve Vai、Stevie Salasのアルバムなど幅広い分野のアルバムにゲスト参加しました。1997年にはJoe Lynn Turner、Corey Glover、Will Calhoun、Bernie Worrellなどがゲスト参加したトリビュート・アルバム "Black Night : Deep Purple Tribute"のプロデューサーおよびアレンジャーを務めました。また、1995年 "Boom"、1997年 "Sticky Wicked"、1999年 "Radioactive"とソロ・アルバムを発表。21世紀に入ってからもStevensは精力的にセッション・ワークを続けるかたわら2001年には4枚目のソロ・アルバム "Shocka Zooloo"を発表しました。 2004年のNAMMショーでT.M. Stevensのライブを撮影することが出来ました。この時、共演したのは日本を代表するドラム・プレイヤーのそうる透。場所はDean Markley Stringsブースの特設スタジオ。 Stevensは幸運にもスタジオへ入場出来た15人ほどの観客たちを1曲目から派手なボーカルとベース・プレイで乗せに乗せまくりました。観客の中には子供のファンも何人かいたのですが、Stevensは女の子と歌の掛け合いをしたりするなど世代を超えて皆が楽しめるライブでした。そのStevensのライブを支えたそうる透のドラム・プレイは観客たちに絶賛されていました。 T.M. Stevens公式ホームページ 音楽びしばし写真館の今までのコラムはこちら。 |