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2013年9月16日

第61回 ギターを弾くという運動

PCIの皆さん、秋をどうお過ごしですか? ミネソタは毎年9月になるとスイッチを切ったように涼しくなります。もう紅葉もだいぶ進んできました。

さて、前回投稿してから今やっている小ミュージカルのレコーディングのミックスはうまく進行し、もうほぼおしまいというところまで来ました。 後は相棒のシンガーと細部を突き詰めてマスタリングに送るだけですが、Hmong語のヴァージョンの他に英語のヴァージョンも録るかもしれないのでそしたらマスタリングは遅らせるかもしれません。 早くプロジェクトを終えて次へ移りたいところですが、英語ヴァージョンの方がやはり圧倒的にオーディエンスの層が厚くなるのでやるのは得策かもしれません。

話は変わりますが、8月の半ばころ、以前と比べてもっと多くギターを弾く時間があったんですが、ある時ふと左の肘に何か違和感があることに気付きました。 英語ではおかしなことにFunny Boneというんですが、肘の下の方、ぶつけるとジーンと腕がしびれて痛いところ。 あれが痛いというか、いつもかすかに痺れているような感じがするんですね。 まずいな、と思って2、3日休めましたがそれでもあまり変わらないので色々ウェブで検索してみましたが、どうもCubital Tunnel Syndrome、日本では肘部管症候群というの(かも)の早期症状のように見えます。 腕の神経は脊髄の首の辺りから出てきて、その一つはこの肘の下の部分を通り、主に小指と薬指の半分へつながるのですが、これが肘のところで圧迫されて問題を起こすようです。

実は以前にもこんなことが一度あって、その時はジムで筋トレしてる時に肘を痛めたのかと思っていましたが、診療してもらったら実は首の方が原因かもしれないと言われました。 僕はコンピューターの仕事やってますが、長年ノートブックパソコンを机の上に乗せているだけ。 で、かなり姿勢悪く座っていることが多いのですが、今年は特に初夏から夏にかけて仕事の大きなプロジェクトがあり、ストレスもかなりたまっていたので今でも首の付け根のところが非常に凝っている気がします。 これはやはりノートブックでモニターの位置が低すぎるせいでもありそうです。 

ちょうど9月の上旬は休暇で出る予定だったので、8月の後半は安静にしてみて、数週間休んだらよくなるだろうと思っていました。が、休暇中に寄ったある科学博物館で握力測定器があったので試してみたら、両手の握力が大人の平均の半分くらいであることが判明。 (日常生活には支障がないのですが) 昨日休暇から戻りましたがまだ微妙にしびれ感があります。 涼しくなってきて長袖を着ているとよいような気もしますが、事態は願っていたほど好転していないような気が。 少しギターも弾いてみましたが、小指等の負担が多いレガート奏法なんかはまだやっていません。

とにかくギターというのは腕を曲げてやる作業ですから、長い時間やっていると色々体にも無理が来るでしょうし、僕ももう若くありませんから(苦笑)こういうこともあるだろうと思います。 で、一応肘のサポーターを買って、とにかく関節が冷えないようにしながらもう数週間様子を見てみることにします。 もしそれで良くならないようでしたら鍼の先生などを当たってみて、普通の医者は最後の手段(笑)。 というか手術とかいう事態に至る前に他のもっと体にやんわりとした対応をしてみて、それででもダメならもっと過激(?)な治療をするかも、とそういう風に考えています。 他にもYouTube等で少しストレッチやトレーニングなどを検索してみました。


これをやると首の部分が大部楽になりました。 肘の運動ではなく、背中の上半分と首の付け根の運動ですね。


肘の神経をストレッチする運動。


これもそうです。というかこれは使用されている器具の宣伝でもありますが、なくても同じ動作をやると腕のいい運動になります。

皆さんもギターの練習するのはいいですが、体はやっぱり資本ですから無理やストレスなどには気をつけて下さい。

ところで最近Facebook(Ari Koinuma)Twitter (@arikoinuma) も日英両方でやり始めました。  お気軽にfollowやfriend requestして下さい。

ではまた次回に。

投稿者 ari : 07:55