« 第42回 コラボレーションの理想的なアプローチ | メイン | 第44回 話が大きくなってきて »
2011年1月 5日
第43回 コラボしたい人
明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしく。 2011年が皆様にとって素晴らしい一年になりますように。
さて、前回お話した友人のベーシストのコラボレーションですが、大雪(!)その他の事情で4週間も遅れましたが、先日やっと実現しました。
まず感想を一言。 楽しかった!
何より嬉しかったのは、一緒に音楽を創る喜びを共有できたこと。 僕の曲は長くて複雑でしかも大部分は「ギターと同じことをしないでくれ」と指定したものですから、結構難しい挑戦なんですが、それを面倒くさいとか思わずに嬉々として取り組んでくれたのがありがたかったです。 まあそうしてくれるだろうと楽観的に期待していましたが、でも一緒にやるのは初めてですから蓋を開けてみないとわからないというところも大きいですからね。
思うに、彼と僕が一致するのは、お互いに自分の楽器が大好きだということ。 僕はギター、彼はベースで、二人ともいつもミュージシャンとしてより向上したいと思ってますし、弾けるチャンスにはどんなもので飛びつきたいというどん欲さがあります。 これはアマチュア精神のいいところで、プロになってしまうとどうしてもお金がならないと仕事にならないとか、色々しがらみが出てきてしまうことも多いんですが、二人とも純粋に音楽を創る、楽器を弾くことが好きで好きでしょうがないので、そういう観点からだと割と要求の厳しい今回の曲なんかにしても「大いなる挑戦」という感じで取り組めるんではないかと思います。 ロックとかやってる人たちの中にはどっちかというとブレークするとかいう目標が先行してしまって、純な意味でミュージシャンとしての向上心を持ってない人もいるんですが、今回はそうではなかったのがよかったです。
はっきりいって二人とも演奏技術はまだまだ改善の余地多々ですし、パートのアレンジもまだまだ煮詰めないといけないところも多いんですが、とにかく一緒にやってて楽しいというのは他のどんな要素よりも大きいです。 まだ曲の半分を録音しただけで今後も共同制作は続きますが、いいコラボレーターを見つけたなと思いました。
次はシンガーを見つけることが目標です。 僕らと同じように、歌うのが好きで好きでたまらない人を見つけたいと思っています。
ではまた来月。
投稿者 ari : 2011年1月 5日 07:13