« 第27回 無料MP3サイト、AmieStreet.com | メイン | 第29回 一月間レコーディングに専念 »

2009年2月12日

第28回 子供向けの音楽

うちには2人小さな子供がいるので実は聴く時間が一番長いのが子供用の音楽なんです。

しかし、いい子供用の音楽ってないもんですねー。

日本でもそうでしょうけど、本当に「子供だまし」の音楽がほとんど。 セサミストリートだけが唯一の例外で、あの番組では特級のソングライターを雇っているらしく、どの曲もすぐ歌いたくなる楽しい曲ばかりです。

ので、僕も今年は子供向けというか、家族で聴ける音楽という分野へ参戦することにしました。 かねてから妻と2人で(彼女はディズニー風の歌を歌わせたらいい声をしています)子供用の音楽を創ろうという話はしていましたが、今年は近所のリハーサルスタジオに録音機材セットアップして本腰でやります。 子供が聴いてて楽しいんだけど、でも大人が聴いても飽きがこない。 そんなジブリの作品のような音楽を目指します。 

基本的は子供だましに終わらないのはどうしたらいいかというと、メロディーは言葉遣いとサビを単純明快にし、一緒に歌えるような曲に専念しますが、アレンジは子供向けだからといって手抜きにせず、工夫をこらしてじっくり練ります。 僕の作曲の得意技(?)はところどころにくる変拍子とか、キーに入ってないコードを入れちゃったりとか、色々ひねりを入れるのが好きなので、そういうところもふんだんに入れながら、なおかつでも子供の観点から共感できるシンプルな楽曲にまとめればいいと思っています。

ので先日妻と友人たちと「みんなが体験する子供時代のできごと」のリストを創りました。 補助輪なしで自転車に乗るとか、クリスマスでプレゼントをもらうとか、そういった感じです。 僕は映画作曲も経験があるので、表現したい感情や雰囲気というものが最初に掲示されるとがぜん作曲しやすくなるんですね。 ただ漠然にいい曲を、といわれるよりかは「初雪の日に外に飛び出してはしゃげる曲を」と言われた方が作り易いわけです。

曲ができてきたらみなさんにも試聴できるようにしますね。


この記事に関するコメントはこちらへどうぞ

投稿者 ari : 2009年2月12日 12:40