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2008年1月23日

第4回 新天地

PCIの皆さん、あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしく。

さて、前回のエントリーからちょっと間が空いてしまいましたので今回は近況をお伝えしたいと思います。

12月の末にここ10年住み慣れたテキサス州を離れ、北国のミネソタ州へ引っ越してきました。 ミネソタ州といってもピンとこない方も多くおられるかもしれません。 地図でみると、アメリカの中央北に位置しています。 テキサス州がメキシコと接していたのに対し、ミネソタはカナダに接しています。 当然ながら文化も方便もかなり違います。 

やっぱり一番違うのは天候ですね。 テキサスは夏は40度近い日が多く、また5月から9月まで暑いです。 (でも単純に気温だけでいうと砂漠のアリゾナ州とか、もっと西にある地域ほどは高くなりません) 逆に冬は夜中に零度になる日が年に数日、と比較的暖かく過ごし易いです。 テキサスではとにかく日差しが強いので日焼けにはいつも気をつけなくてはいけないですし、夏は外に放置しておくとその日射で破壊されてしまうものも多く(例えばプラスチックとか)気をつけなければいけません。

ミネソタは夏は30度以上ある日も7、8月はありますが、夜になると涼しくなり、エアコンもあまりいらないのですが、その分冬は強烈です。 11月から氷点下まで下がり始め、3月後半までそれが続きます。 1月の今が一番寒く、最高気温が0度にいたらない日がほとんどで、寒い日は零下20度くらいまで下がります。 雪は日本の寒い地方ほど降らないんですが、それでも吹雪になると20センチくらいは軽く一気に降ります。

というわけではっきりいってかなり極端な変化なんですね。(笑)

そもそもこの地域はアメリカの中でも北欧の影響が一番強いところ。 気候が似ているせいでしょうけど、19世紀にはスウェーデンとかノルウェーとかからの移民がこの地方を中心に移り住み、そのせいでその伝統が今でも強く残っています。 メキシコの影響の強いテキサスとは文化も全然違いますし、英語もなまりや方便があり、言葉が通じないとかいう極端なものではないにしても戸惑うことはよくあります。

我々の新天地はミネアポリスの東隣にあるセントポールという町なんですが、実はこの地方ではミネアポリスとセントポールはTwin Citiesと呼ばれ、要するに大きな一つの地域として見なされています。 ミネアポリスの方が知名度も高いし大きな町ですが、セントポールの方が州都で歴史も古いです。 この二つの都市を中心として周辺の衛星都市を含めて300万人近くの人口がいます。一番近い巨大都市はシカゴになりますが(車で南東に8時間ほど)ここより西には西海岸のシアトルくらいまで行かないと大きな都市がないので、この地域の主要都市としては重要な役割があります。 その分文化も豊かで、音楽のシーンもオースティンほどではないですがかなり盛んで多様化しています。

とまあ今回はアメリカの旅行案内のような内容になってしまいましたが(笑)次回からはまた音楽の話題に戻ろうと思います。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。


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投稿者 ari : 2008年1月23日 06:42